やっと扉がつきました!

7月の終わりに注文しておいた部屋の扉。8月の終わりには出来上がってくるはずが、バカンスから帰ってきてもまだできていない。なにやら扉の木枠のサイズが違ったらしく、また一からやり直しらしい・・・と聞いてもうがっくり。(もともとこの部屋は居間とつながった仕事場として設計されていた為、扉がついていなかったところ、私達はゲストルームとして使いたかったので、ここに扉をつけてもらうことにしたのです)

でもこれオーストリアではびっくりすることじゃないんです。それ絶対違うやろ~ほんまにそれで大丈夫なん?ってこっちが疑問に思って聞いてみても、その時はこのサイズで大丈夫です。とかこの色で絶対大丈夫!とか言うのですが、実際現場に運んでみると、ほら!違った!!ってことはよく起こることなんです。

だから今回もオーストリアにはありがちなことね、なんて心を大きく持っていたのですが、先週末に出来上がるはずが、工事担当者から電話がかかってきて、”すみませ~ん、工事で必要な道具を一つ忘れてきたので、仕事今日はできませ~ん!また月曜日に来てやります!!”

なんですと!それなら今からその道具会社に取りに帰れ!って言わないのがクリ子。”ほな、出来上がったら月曜日に電話して!そしたらそっちに行くから!”

だけど月曜日夜の20時ごろまで待っても電話がかかってこない。なら仕事帰りに現場に行くしかない!って訳でそこに行ってみるとまだ全然工事が進んでない。(これがはじめの扉ついていなかった時の状態)

“すみませ~ん、今日中にはできあがらないので、明日には出来上がるので明日出来上がったら電話します!”

どんなにせかしても今日中には出来上がりそうになかったので、明日の晩にはかならず出来上がってるようにしてくれ!と頼んで次の日の晩まで待つけれど、待てど待てど電話はかかってこない。ならまた現場にいくしかない!

そしたら現場はまっくら!仕事をしていない!部屋に入ってみるとそこには途中までやったとみられる状態でそのまま放置してあった。

もう我慢できないのが、私!クリ子~今すぐ家を買ったところの不動産の担当者、カール君に電話して!ほんで状況を話して施工会社に電話してもらって!

仕事はどんなプロが見ても丁寧で綺麗な仕事をしてるのだが、どうもこの施工会社の社長、のんびりらしい。カール君はそれを知っていたので、毎日現場に行き、お尻をたたいてたらしいが、またか!という感じで、明日、僕が施工会社の仕事をずっと監視して完成させるから、明日の晩、現場にきてください!

物件を買った後もちゃんと上手いこと事が進んでるか定期的に電話してきて、気にかけてくれるところがカール君なのだ。

彼のおかげでやっと今日、扉が完成しました!さぁ~これで家の鍵が変えられる!(こちらでは工事現場の人が入っている間は、工事現場の人、そして不動産会社などがそれぞれ鍵を持っていて、いつでもその家に入れるようになっている。すべての工事が終わった時点で、すべての鍵を私達が回収し、新しい鍵穴、そして鍵に変更するのです)

オリーブとガーリックのパン

まだ続いているクリ子のパン作り。今週はオリーブとクリ子の希望でガーリックを入れたパン。

オリーブがあまり好きでないクリ子はこれを自分が作るパンに入れたくはなかったみたいだけど、オリーブの日持ちがそれほどしそうになかったので、今回使ってもらいました。

結果はいや~これ好きかも。オリーブとガーリックが合わないわけはないと思っていたけど、ここまでパンと調和するとは・・・。どちらかというと酒好きに合うパンっていう感じかな。

クリ子さん、来週のパンもオリーブ配合でよろしくお願いします。何せ冷蔵庫の掃除が迫ってますので!

我が家の大プロジェクトへの道

今日からウィーンは学校が始まり、また新たな一年が始まりました。ってことは私も本格的にまた始動です。のんび~りと暮らしたこの夏。今日一日にして一気に現実の世界に引き戻されてしまいました。トホホホホ・・・。

そんな時に忙しいことは重なるものです。引越しもだんだん本格的に始動し、慌しい毎日になりつつあるというのに、クリ子の仕事の方もトラブルだそうです。今日か明日には、機械を動かしてもらう運びになっていたのに、この数日前のドバイでの貨物機墜落の飛行機に彼らが納品してもらうはずだった部品が入ってらしく、貨物機墜落と共にそれももちろん炎上し、木っ端微塵になってしまった為に、その仕事がストップだそうです。

ってそれで焦らないのがオーストリア人。他にも仕事がいっぱい山積みになってるから、その間他の仕事をしとくよ!らしいです。

って話は変わり我が家の新居の購入にあたってのお話を少し・・・。今までも何軒か物件は見てきたものの、あの~不動産会社の担当者さんとの相性っていうのも大切ね!それまで何軒か見てまわった時に、”私、不動産会社の人きらい~!!”って思うぐらいなんかウサンクサイというか、なんかいい加減なところがあったりでこんな人に大金渡せません!っていう印象だったのが、今回の人は女性で歳も私と同じぐらいでとても気が合う人だったんです。

気が合うだけじゃ物件は決められないけれど、家を見たときにウィーンには珍しくぐらいのしっかりした仕事ぶりにほれ込んでここに決めました。(あのね、オーストリアではいい加減な改築をしてるところが結構多いのよ・・)

買うと決めたからには、次に何が必要って・・・それはお金でございます。今住んでるところの4~5倍ちかくするこの物件。あの~今住んでるところ売っても、田舎の土地売っても、私達の預金全部下ろしてももちろん足りんわけです。

始まりました、私達の住宅ローン生活が!これが銀行マンもバカンスでほとんど休んでしまってる為、お仕事がのろいわけです。お金を借りるにはもちろん色々な証明といろんな手続きが必要なわけで、なかなか進まんわけです。

今回の家は2人で買ったので、家の権利書も二人の名義にしたのですが、奥さん、大変です!住宅ローンを組んでもらう銀行の本社で(これまたなんでアンタがこんなところにきてるの?ってぐらい大きな建物で、それだけで気が滅入ってしまいそうなところ)夜の7時ごろから担当者の人と書類に目を通し、サインをしていくのですが、これがもちろんすべてドイツ語な上に私にはややこしすぎる話で、もう頭が・・・・なわけです。なぜって・・・もし離婚した時の話から、どちらかが死んでしまった時の話に至るまで事細かに書いてあるわけです。結局2時間ほどぐらいこの書類とにらめっこして、やっとGO!サインが出たら、今度は家の契約書にサインする時には、オーストリアでは家を売る当事者、家を買う当事者以外に弁護士、Notarと呼ばれる公証人の立会いのもと、サインするわけです。こんなところで弁護士さんにお世話になるとは・・・。

あのですね、それってね、またここで弁護士料と公証人料っていうのが必要で、一体、家が手に入るまでにいくら払うねん!というぐらい次から次へとお金が出ていくわけです。

だけどもう後戻りはできません!新しい住処と共に、さぁ~今から住宅ローン地獄です・・・アハハハハ~って笑ってはいられない?!