120年前の椅子

先日、あまりにもお天気がよかったので仕事帰り散歩がてら歩いて家に帰ることにしたら、やってしまった。

ふらりと寄ったアンティーク家具屋さんで仕事机に合いそうな椅子が私を呼んでいた。もちろんこの店にはどの商品にも値段の張り紙などなく・・・駄目もとで聞いてみた。高けりゃ諦めればいいことさ!

この椅子、実は120年前のもの。Thonetのオリジナルのもので、オーストリアのカフェや古いお宅に行くと必ず目にするといった言わばドイツやオーストリアでは伝統的な椅子。

このオーストリアっていう文字にワタシャ、どうも弱いようで、ミヒャエル・トーネット自身はドイツの家具デザイナーだけど、1842年頃からトーネットはウィーンの皇室の家具や椅子を手がけるようになり、それ以来彼はウィーンで暮らしてた為、ここにもオーストリアという文字が入ってるのです。

そんなこんなで、いつの間にかこれを担いで家に帰ってる自分がいたわけです。思いがけない衝動買い。だけどとても気に入ってるし、クリ子も自分の仕事用椅子ができたと喜んでるので、いいことにしよ~う!