12.90ユーロのメニュー

昨日の晩は義弟のベアニーと彼女に招待されて、何故か彼らの家にお寿司をご馳走になりに行ってきた。彼女のアンジーはかなりの日本食かぶれ。なので2週間に一度は家で寿司パーティーだそうです。

いや~たらふく寿司を食べて、カクテル飲んで、気づけば夜中の12時の鐘が・・・そろそろ私達退散いたします~って頃に、アンジーがお洒落をしだした。聞けば今からバーにライブを聴きに行くそうな。今日の晩は冬時間に替わるから、今日はいつもより一時間も長く遊べる~と喜んでました。ってよくよく聞くと朝の4,5時まで遊ぶそうです。若いってすごい!!私達にはもう無理です。その気力がありません!

私達はどちらかというと休みの日は自然を見に行って、その後美味しいご飯を食べるのが至福の時間です。この前行ったフッシュル湖の散歩帰り、あまりにもお腹が空いていたので、ザンクトギルゲンで早めの夕食を食べたのですが、これがびっくりの内容。

夕方の5時過ぎということでどこのレストランもまだ開いていず、唯一開いていたレストランが湖岸レストラン。レストランの扉に本日のコースメニュー、12.90ユーロ。と書いてあったのを見て、クリ子も私も書き間違えだろう・・・あまりにも安すぎる!と半信半疑で頼んだこのコースメニューが素晴らしかった。まず最初に出てきたのが、挽肉とかぼちゃが入ったパイが浮かんでいるスープ。冷凍もののパイかと思えば、手作りでそれも作りおきしてあったとは思えないパイの内容。これは次の料理に期待が持てます!

次にきたのが豚のヒレにベーコンが巻きつけてあるものにブラックペッパーソースがけ。この付け合せのジャガイモのフライを見たとき、このカタチといい色といい絶対冷凍ものだぜ!と思ったのですが、これも実は手作り。どれも値段からは想像できないお味。本当に12.90ユーロなんだろうか?と益々疑問が湧いてくる。

そしてデザートは、ハーゼルナッツのソースが入ったクレープとチョコムース。これがまたすごいカロリーなんだけど、ペロって食べてしまうぐらいいけた。

食前酒とワイン、それから食後のコーヒーを合わせて、さぁ~これで一体、いくらつくのだろう?とかなり興味を持ってお会計を頼んでみると、ブラボー!!!これ全部合わせて37ユーロ。これってウィーンではありえない金額です。何よりこの内容でコースメニューが10ユーロちょっとっていうのはすごすぎる。フラ~と期待もしずに入ったレストラン、だけどコストパフォーマンスは最高でした!

オーストリアの民族衣装

フッシュル湖に散歩に行った帰り道、ここから車で15分ほどのところにある隣町、ザンクトギルゲンに寄ってきた。

ここを前回訪れたのはたしか日本から姫がやってきた今年の5月だったかな?小さな街で見るところもさほどないけれど、それでも寄ってしまうそんな可愛くて、落ち着く街。そして姫がやってきた時に寄ったのが、このオーストリア民族衣装屋さん。

ここの民族衣装はすべて手作り。一からすべてここで作っています。なんだかここの職人さんのオーストリア魂を感じるそんなお店。私達日本人の大人が着ると”やっぱり日本人は着物が一番似合うぜ!”と思ってしまうぐらいしっくりこないけれど、子供服は本当にとっても可愛い。我が家に姫が生まれた時には、この緑の民族衣装を着せるのだ!と2年ほど前からひそかに決めている私。これ、仕事先でオーストリア人の女の子が着ていたのだが、それが品があって、いかにも民族衣装って感じがしなくてとっても可愛かった。この他にもワンピースやコートなど、色使いがとても素敵な衣装が沢山。

ザンクトギルゲンに来るとつい立ち寄ってしまうそんな民族衣装屋さん。冬用のスリッパや手袋なんかもオーストリアチックでセンスがいいのが売っているので日本へのお土産にもいいかも?!

紅葉をみるつもりが冬景色?

オーストリアでは祝日だった火曜日。どうしても自然の澄んだ空気が吸いたくて、ちょっと散歩がてら遠出をしました。

今回のテーマは紅葉・・・。まだこの秋、どこも紅葉を見にいってないものね。是非、一度ぐらいは見ておきたいと出かけたのは、ウィーンからおよそ3時間、ザルツカンマーグートにある湖の一つ、フッシュル湖。

それが・・・あれ?車を一時間ほど走らせて、高速から見る景色が・・・。なんだか山も牧草地帯も白くない??あれれ??

ザルツカンマーグートの地帯に入ると雪は薄っすらどころか、3cmぐらい積もってるではないですか?私が見たかったのは、冬景色ではなくて紅葉なのよ~なんて言いながら、フッシュル湖の湖岸を歩くこと2時間。紅葉と雪化粧、両方を眺めることができました。

一面、紅葉も綺麗だけど、こうやって色づいた木々と雪化粧した山々のグラデーションもなかなかのもの。

って散歩だけの為にフッシュル湖まで来るなって?それも日帰りで・・・。でもどうしても遠出がしたかったのよ。気分転換に!こんなわがままを聞いてくれるのは、クリ子だけ。クリ子さん、アナタに感謝しております。ありがとう~!!