修道院を見た後、お腹がすいたので街中心街まで下りてきて、美味しそうなレストランを探したのですが、まだ観光シーズンが来ていないようで閉まっているお店が多く、どこもひっそりとしてました。
こんなところにも観光シーズンっていうのがあるっていうのも驚きだったけど、あまりの静けさにこの日の食事はこの街でありつけるのだろうか?と心配になってきまました。でもやっとここならと思えるレストランに出会うことに・・・。
4つ星ホテルの中にあるレストランなのですが、外に出ていたメニューを見ても値段もそれほど高くなかったので、ここなら味の保障もできそうだということでここに決めました。まずはホルンダーシロップとスパークリングワインの食前酒。この後温泉に行くつもりだったので私は頂いていないのですが、とっても香り高い食前酒でした。
私のホタテのスープ。お野菜から摂ったスープでほのかに生姜とカレー粉が隠し味に入ったあっさりとしたスープにホタテのグリルがのった一皿。これが出てきた時、今日の料理も期待が持てると確信しました。
クリ子の赤カブとワサビのスープ。赤カブをブーケガルニで摂ったスープと一緒に炊いて、生クリームと牛乳、隠し味にニンニクが入った結構パンチのあるスープ。これにサワークリームとワサビをちょこっとアクセントに入れた一皿。クリ子がすごく気に入ってました。
メインはクリ子がまたまた牛のステーキとマッシュポテトと野菜炒め。この方、ドコ行ってもお腹がすいたらステーキ。ちょっと味見をさせてもらったのですが、ステーキの下にひいてある赤ワインソースがとても美味しかった。
そしてもう一つのメインが子牛のGulaschとここ手作りのSpaetzle。グラッシュとはハンガリーから来た牛をコトコトとパプリカと色々な香料と煮たシチューみたいなもので、ここオーストリアでも随分前から郷土料理になっているぐらいポピュラーな一品。これとシュペッツレと一緒に食べると美味しいのだ~。
もうお腹いっぱいなんですが、折角なんでデザートも・・・っていうことでケシの実のケーキ。ケシの実のケーキはとってもふわふわで軽く、そこにザッハトルテのようにここのはチョコの間にアプリコットジャムが挟んでありました。うん、なかなかのボリューム!
そしてもう一つがTopfenstrudel。こちらにしかトップフェンっていうのがないのですが、少し酸味がきいたフレッシュチーズみたいなもので、リコッタチーズに似てるかな?このトップフェンにレモン汁やお砂糖なんかを入れて作ったトップフェンクリームと干し葡萄をうす~い生地で何重にも巻いたパイに、バニラソースがたっぷりかかったデザート。これもオーストリアではどこでも食べることができる庶民的なデザート。これが意外や意外。ここのはめちゃくちゃ美味しかった!!トップフェンがフワフワで滑らかでスフレに似た食感。
もうお腹いっぱい・・。これ以上はもうお腹に入りませんってぐらい満足いくまで昼から食べてしまいました。だけどこの後、温泉に行ってカロリー消費するから目をつぶることにしましょう・・・。週末の贅沢ってことで!!