ウィーンから車でおよそ一時間のところにメルクという街があります。大きな修道院があることで有名なのですが、ここを前回訪れたのはかれこれ10年ほど前。クリ子がまだ一度もメルクに行ったことがないというので、今回久しぶりにメルクまで足を延ばしてきました。
この街近くに来るとどこから見ても見えるのがこの修道院。私が前回、ここに来た時はちょうど修復をしていたので全貌を間近で見るのは、これが始めて。随分と綺麗になりました。
この修道院どれだけ大きいのか?というと、こんなにも長いんです。丘の上の高台に建っており、あまりにも大きいのでちょっとするとこの街がこの修道院に押しつぶされてしまいそうなぐらいの圧迫感があります。街自体はすごくこじんまりしていて昔ながらの風情がそこにはまだ残っています。
壁には何百年も前に描かれた絵がまだ鮮明に残っていて時代を感じさせてくれます。
ここは先週にいったクレムスからも近いのですが、ここにもやっぱり細い坂道が幾つもあり、その小道を歩くだけでも楽しい。
この家もとっても面白かった。メインストリートと小道のちょうど分岐点にあるのですが、家自体が変わった形をしている上に両端に塔がたっていてなんだかおとぎ話ででてきそうな家。