彦根城

滋賀の端の方に彦根という街がある。小さい頃から彦根と言えば、父方の叔母が住んでいた町というイメージしかなく、行ったこともなければ興味を持ったこともなかった。

でもこの2、3年彦根って城下町が再現されていていい街かも?行ってみたいかも?なんて思いを抱き、今回藤田氏の案内でここへ連れていってもらった。

藤田氏によればここは国宝らしい。そしてなんだかお城の中でも5本の指に入るナンチャラ・・って教えてもらったのだが、すみません、忘れてしまいました。(藤田氏、あれはなんだったんでしょうか?松本城、姫路城・・とかと並んで、なんとかだったような・・。また教えてください)

こうやってみるととっても小さく見えるけれど、実際はとても立派なお城。でも何より一番、見たかったのがお堀の周りに植えてある桜。この数・・・とにかくすごいです。

でも私達が行った時はまだちょいと寒かったようで、ほとんど咲いていませんでした。この桜が満開になったらどんなに綺麗だろう・・・。いつか絶対ここの桜を見に戻ってきたい!と心から願いながら、名残惜しそうにここを去ったのでした。

藤田氏、またよろしくお願いします!

噴火よ、おさまれ!

アイスランドの火山噴火からおよそ1週間。ここヨーロッパでは大打撃を受けてます。ここまで長引くと政治、経済までもに支障が出始め、この火山のよって振り回されているのが現状。

自然が起こす力っていうのは人間には太刀打ちできないのか?と今回も見せ付けられた格好になり、人間はひたすらこの火山の噴火がおさまることを願うしか方法がないようです。

そんな緊迫した状況にあるこのヨーロッパですが、ただ一人だけ発想がちょいと違う人がここにおります。彼の会社の仕事にもそろそろ支障が出始めるであろう・・そしてそして・・という、彼の周りも緊迫した雰囲気が漂っているのにも関わらず、この方、また言ってくれました。

“今日、また新聞で火山活動が活発になったようだね。きっとこの山、oyumichenがたまに起こすような癇癪を持ってはるねんわぁ・・・。こんな時は赤ワインを飲むのが一番。血行もよくなるし、尖った神経も丸くなるやん。だから僕、この火山にいっぱい赤ワイン注いであげるねん。ほんで頭なでなでしてあげるねん!”

こんなお馬鹿~な発想をするのは、そうここにいるあの人しかおりません。それはもちろんうちのクリ子でございます。

あの仕事の後の疲れた時にこんな話を淡々と聞くと、私の険しい顔もちょいと緩むってもんだけど、それでも”お~い、君はどこのワールドに住んでおられるんじゃい?おとぎ話の国かい??それとも仕事のしすぎで頭がどこかへ飛んでいったかい?”と声をかけたくなる。

何はともあれ、早く火山活動が収まってくれることを願うばかりです。

どうにもならない口内炎

ウィーンに帰ってきておよそ2週間が経とうとしているのに、まだ体調が思わしくない。毎日、いや時間ごとにひどくなったりマシになったり、あら?また新しいお友達ができちゃったの?なんていうぐらい新顔がどんどん登場する。

その新顔とは口内炎。私が日本に帰国した際、母と妹が”舌がしびれて味が何もわからない・・・”と何日も嘆いていた。ひどく舌が痛むらしく、元気がない。病院で妹が見てもらうも、疲れからでしょう・・・。感染するものではありません!と医師から言われたそうな。(感染するものか疑ったのは、まず妹がかかり、数日後に母に同じ症状が出たから)

絶対、これにはかかるものかと思い、気をつけていたつもりだったが、私が日本を経つ数日前から姉が同じ症状になり、私は飛行機の中で”う?!なんだから口の中が痛いぞ!”と気づき初めて、早2週間。一向によくなりません。

それも普通の口内炎とは違うです。朝なかった口内炎が夕方には2、3個口の中にできていて、時間と共にひどくなり、でも次の朝起きてみるとその口内炎はひいているんです。それと引き換えに今度は違うところに口内炎ができている。こんなのが2週間繰り返し。だいぶよくなってきたものの、まだ消える気配はナシ。

そしてついにクリ子までが4日ほど前から口の中が痛いと言い出し、どんなにビタミン補強しようが、口に優しいものを食べようが、口内炎は消える気配なし。日本から持って帰ってきてしまったこの症状、クリ子に悪いと思い、毎日、食べやすい料理をクリ子に作っているのだが、それでも沁みて痛いらしく、彼の食が細くなっている。

薬を飲んで見ても駄目。ビタミン補給に、睡眠・・色んなことをしても駄目。でも時間が経つを消えていくようで、ひたすら時間が経つのを待つべきなのか?だけどもうそろそろ食べたいものを好きなように食べたいし、好きなワインも飲みたいし、なにより痛いのとおさらばしたい。明日の朝には口の中から口内炎がなくなっていることを願って、今日は床につこうと思います!