醍醐寺の桜

ウィーンの今日の最高気温8度。そして一日中雨。何をするのも嫌になっちゃう天気。でも確か、私が日本に帰った日も寒かった。雪が降ったりやんだりのお天気。

そして醍醐寺にお花見を友達と見に行った日も寒かったなぁ~。二人で寒い!寒い!と言いながら、桜を見て回っていたような気が・・・。

醍醐寺の桜と言われれば、思い出すのが豊臣秀吉。世界遺産にもなっている醍醐寺だが、豊臣秀吉の”醍醐の花見”が行なわれた地としても知ってられる方も多いのではないでしょうか?

これらの桜を舞台に豊臣秀吉が諸大名からその配下の者など約1300名を従えて盛大に催したたお花見。醍醐寺の中にある三宝院ではこの花見で豊臣秀吉らが詠まれた和歌の短歌が今でも保管されている。

私達が行ったこの時期はまだちょいと寒く、桜の種類によって咲いているものや、まだ咲いていないものがあったけれど、枝垂れ桜は比較的、寒くても早い時期に咲くようで、私達が今回をここを訪ねさせてもらった時にはちょうど満開だった。

なんと言っても綺麗なのが霊宝館の枝垂れ桜。見ていて圧倒されるぐらい立派な桜。私にとって枝垂れ桜は女性っぽいしなやかさを持った桜に映るのだが、この枝垂れ桜だけはかなり凛々しい男性的な風格を持っているように私には映る。

この桜を維持していくには、手間ひまがすごくかかっていることだろう。だけど時代を感じさせてくれるこの桜、これからも元気に育ってほしい。そして次の時代へとこの美しさと歴史を受け継いでいってほしいと思う。