4年前の今日・・・

今日、5月26日は私達の4回目の結婚記念日。あっという間の4年間。彼と付き合った時から考えるともう9年近い付き合い。本当に時が経つのは早い。

まだまだ未熟な私達だが、結婚の年月と共に自分の中での彼との人生の歩み方、そしてウィーンという私にとって外国に住むことへの捉え方が変わってきているように思う。

結婚した当初は何もかもが必死だった。人生のパートナーを人からよく見られたいが為に、色んなこと彼に望んだ。ジェントルマンでいてほしいが為に、外での礼儀から、色んなことにケチをつけたりもした。そして私自身がここで一生、暮らしていかなくてはいけない・・・という現実が重くのしかかり、一生懸命、ここウィーンでの自分の居場所をみつけようとした。

だけど、結婚して年月が経ってくるにつれて、色んなことから少しずつ肩の力が抜けてきて、人生のパートナーに、そして自分達の歩みに、そして私のウィーン生活に、色々なことが大きく捉えられるようになってきたように思う。

焦っても背伸びしても仕方ない。自分達のペースで自分達の足で、一歩、一歩前へ踏み出せばいい。時には一歩踏み出したものが、後退することもあるだろう。それでもなが~い私達の人生、人生トータルして最後に見た時、一歩前に進んでたらそれでいいじゃない?!

クリ子~これからの私達の人生、いっぱい色んなことがあるだろうけど、二人でしっかり手をつないで乗り越えていこうね!これからも宜しくお願いします。

っていうクリ子は、会社が終わった後、会社の同僚達とゴーカートを乗りにいったとさ。何やらウィーン郊外にあるサーキットのレーンを借り切って、皆でゴーカート競争をするらしい。なんで男の人はあんなに乗り物ってモノが大好きなんだろう・・・。車に飛行機に船に・・。それにしても元気な人達だよ・・・夜の8時ごろから走りに行く余裕があるなんて。それも週のまだ真ん中だよ!まぁ~日にちが替わらないうちにせいぜい頑張って帰ってきておくれ!

そして私はというと、大好きなかまぼことわさび漬けをつついて、一人気ままな夜を過ごしているのでありました。長い彼との人生、こんな結婚記念日の過ごし方だってもちろんアリだよね。

保養地 Bad Hall

バード・イシュルやオーストリアにある保養地同様、ここも温泉リゾートの一つ。

保養地というだけあって、緑は多いし、色んな施設が整っている。今回お世話になったホテルの中にも温泉やサウナがついているのだが、ちょっと規模が小さいので、私達は翌日は、このホテルから歩いて5分の温泉施設に行った。

ホテルからここに行くまで森の中を歩いていると、鳥や動物の声が聞こえてくる。

コンサート会場であったり、カフェであったり、ちょっとした展示会場だったり・・・・。大抵の人はここに一週間ほど滞在するので、これらの娯楽施設も充実している。

家族連れの人から、若いカップル、それから中年のカップル、綺麗に正装した老夫婦まで、色んな人がこの散歩道、または並木道を歩いている。

温泉は、熱い温泉が好きな日本人にとっては少し物足りないが、ここの街自体が山のちょっと上にあるだけあって、温泉からみる景色は最高。ここから見渡す山々と、教会、そしてお隣の街・・・それはパノラマの世界。こんな景色が見られる温泉っていうのは珍しいんじゃないかな?

サウナもなかなか充実しているし、リラックスルームもなかなかいいし、日本のような温泉の温度を求めないのなら、ここはなかなかいい。

何よりここに来てよかったのが、ホテルのお食事。大抵、温泉つきホテルのお料理は似たりよったりのあまり期待の持てないものだけど、ここのは違った。一つ一つが丁寧に作ってあり、お料理に気持ちが込められていて、どのお料理を食べても美味しかった。ワインリストも充実してるし、ここの夕食に関わらず、朝食、そしてティータイム、すべてを堪能させてもらった。

クリ子~ありがとね!お陰でリフレッシュできました。あまりにも心地よかったので、今日からの仕事がすごく嫌だったよ。登勤拒否?!したくてたまらない!なんてこと私にはなかなかないのに、今回は辛かったよ~。それぐらい今回の旅はゆったりとした気持ちになれたってことだね。あ・り・が・と~う!!

Bad Hall

週末昼過ぎまで仕事をして、その足でザルツカンマーグートからほど近い温泉へ。この一週間ほど悪天候が続き、寒かったので温泉へ行こうと思いついたのが、2日前。本当は前回お世話になったハンガリーのこのホテルに泊まりたかったのだが、ヨーロッパはこの週末、連休となった為、このホテル限らず、どこも満室。

そんな中、見つけたのがこのホテル。バート・ハルというオーストリアのザルツブルグに近いところにある温泉保養地。この街自体が少し、山の上にあるのでここの温泉から見る景色は最高。

ここのホテルはこの街の中でも、森の中に包み込まれたようなところにあるので、周りは一面、み・ど・り!!

なんだか時間がまるで止まったみたい!3時間前までウィーンで仕事をしてたなんて、想像ができないぐらいポイっと夢のような世界に放り込まれた不思議な気分。

ウィーンから2時間ちょいで現実離れした世界に飛び込めるところがオーストリアにはいっぱいあるのが、この国のいいところの一つ。こんな素敵なところに来たんだから、携帯電話も、時計もすべておさらばさ~!!

この部屋にはバルコニーもついているので、ここに座りながら、鳥の声や、フクロウの鳴き声、リスの走ると葉っぱがカサカサと揺れる音・・・キツネの音・・・森の中の音だけを聞いていると、なんだかホント自分が今いる世界がドコなのか分からなくなりそうになる。

そんな現実離れした世界にポワァ~ンと頭もなってきたところで、ウェルカム・シャンパンで乾杯。その後はちょっとしたティータイムがサービスに含まれていて、こんなフルーツカクテルやケーキなどを頂いて、その後温泉へ・・・・。さてここの温泉はどんなものかな?!