今年もウィーンの森からニンニクのような匂いがしてくる季節がやってきました。これは森や山に野生で生えているBälauch(ベアラウフ)から香ってくるもの。
ベアラウフとは日本語ではラムソンというらしく、聞き慣れない名前だが、野生の西洋ニラだと思ってもらえれば、だいたい味が想像できるのではないでしょうか?
日本のニラほど香りがきつくなく、ほのかにニンニクの香りがするといったもので、調理もしやすい。ニラスープにしたり、ペーストにしてお肉やパンに塗ったりしてもいいし、お野菜やお肉をこのニラの葉っぱで巻いて蒸したり、焼いたりしてもいいし、とっても便利。
それが山や森に行けば、どこにでもこの時期生えているから採り放題。採った後の処理が大変だけど(洗ったり、汚れを落としたりするのが・・)沢山とって、すぐに使わない分は、湯がいて冷凍しておいてもいい。
さぁ~今年も気が向いたらラムソン摘みに行きますかぁ~!!ウィーンの森にはこの時期、それ以外にも沢山の花が咲き始めているので、野草や野花を見ながらお散歩をするのもこれまた楽しい!

日本へ帰ることが決まって家族に”日本に帰ってきてやりたいことって何?”と聞かれ、お花見と答えた私。


木の芽和え、三つ葉のおひたし、菜の花のカラシ和え、焼き魚、サツマイモの煮物、茄子の田楽・・・
赤い色と出し巻きでも入っていればもっと見栄えがしたのに・・と母は言ってましたが、これで私には十分過ぎるぐらい大満足です。この後には妹が用意してくれた桜餅と鶯餅。どれも本当に美味しくって、日本で最後の最高の食事になりました。(この後新幹線に乗り東京に向かい・・・その後成田のホテルについた時にはもう夜の10時過ぎ。そのまま荷物を詰めたり、次の日の朝もバタバタとホテルを出たので、結局この食事が日本で最後の食事になりました)
もちろん伊勢神宮にお参りに行きたかったのもあるけれど、やっぱり海に近いってこともあって海の幸に惹かれてここに行ったと言うのも本音。
休日の朝に急に決まって、それから出向いたので伊勢にいたのはおよそ3.4時間っていったところかな。だからあまりゆっくりはできなかったけれど、やっぱり家族全員で一緒の時間を過ごせるってとても嬉しいし、朗らかな気持ちにさせてくれる。
伊勢神宮に来るのはこれで私は4度目かな?だけどこれほどゆっくりと伊勢神宮内を歩いたのは初めて。
へぇ~こんなところにこんなものがあったんだぁ~。とかこんなところに川が流れてたっけ??なんて遠い記憶を探りながら、(前回来たのはおよそ10年ほど前)見て回るのはなんだか懐かしくもあり、新鮮でもありました。



やっぱり家族みんなで一緒の時間を過ごせることの喜び。やっぱり家族との時間は他のものでは満たされないとても大切なものをいつも感じさせてくれる。