三千院

日本は今、国民の関心が選挙の結果がもたらした今後の民主党の政治改革、そして日本の未来への一つの希望へと注目を浴びているのだが、それは日本だけではないみたいだ。この数日、色んなオーストリア人から、日本の政治について聞かれる。新聞の一面に日本の選挙結果が出ていたこともあるのだろうが・・・

ねぇ・・日本は50年以上も一つの政党が政治を仕切っていたんでしょ?それが今、民主党という政党に政治の権力が移ってどう思う??うまいことやっていけると思う?日本の家族の人達はなんて言ってるの?なんて質問がいっぱい飛んでくる。いやいや、私は日本国民を代表して意見は言えないので、私一個人として、その質問には私の意見というものを述べさせて頂くところで止めさせて頂こう。

・・・と今日の話とは全然違うところから始まってしまったが、今日は八ヶ岳から京都に戻り、大原・三千院。

京都の観光名所ではずせない一つが三千院。私が以前ここを訪れたのは、かれこれ10年以上も前の紅葉の時期だった。

今回、新緑とまではいかなくても、緑が綺麗な時期にここを訪問させて頂いて、10年前の印象とガラリと変わった。季節によってこんなに人の心に映る絵は違うのだと自分自身驚かされた。

苔の美しさは、苔寺に劣ることがないぐらい美しいのだが、苔寺は、控えで奥深い品のよさと情緒を感じるなら、ここはもうちょっと華やかで堂々とした美しさがある。

昔からこんなのあったっけ?と自分の記憶のなさがなんとも恥ずかしい。でもきっと昔からあったんだろう・・でも何故にここに?誰がどんな意図で??という疑問を持ったのは私だけ??

でもなんとも言えない愛嬌のあるお地蔵さんの顔に微笑まずにはいられない自分もいる。

三千院ってこんなに広かったね!と思うぐらい、広大な敷地で色々と楽しませて頂きました。本当にここの苔もまた綺麗。是非、三千院の庭園は初夏と秋の両方、見ていただきたい。きっと映り方が全然違うから・・・