夕方はお散歩の時間

旅に行っている間、夕方になると日が暮れるまで湖の周りを散歩してました。ここら辺はザルツカンマーグートに近いこともあって、湖が色んなところに点在してます。

旅2日目は雲ひとつない晴天だったので、山登り?を満喫した後は、下界まで降りてきて日が暮れるまでAltausseeの周りを散歩したのですが、夕日がとっても綺麗で昨日、ここを散歩した時とは大違いでした。水面に映る山がとっても美しい。

散歩をしていると、湖の周りの家に一つ、また一つと家の灯りがついていくのを眺めるのも山に来た時にだけ楽しめる優雅な時間。雪山に灯る家の明かりはなんとも温かくて、そして可愛らしいんです。

散歩している時に出会った馬車。何故かここでしばらく停車してると思ったら、山小屋からホットワインを持ったおじさんが・・・。馬車のお客さんがここでホットワインを頼んだと思われます。ホットワインを飲みながら馬車、いいなぁ・・・・。この日は一日目で周り一面が霧に囲まれて、ホント寒かったもんね。きっとホットワインが美味しかったはず。

でも寒いと言いながらも、旅に出かけて、すばらしい景色を見たらそれだけで笑顔になるってもんです。

ちなみに一日目の散歩道は一面、このとおり。濃霧注意報が出そうなぐらい霧に覆われてました。霧に覆われた景色はとても静寂に包まれこれはこれで美しいんですけどね。

Der Färber und sein Zwillingsbruder

東方の三賢者である1月6日の日はクリ子と久しぶりにヨハン・ネストロイの作品を観に、フォルクステアターに行って来ました。

俳優であり、歌手であり、作家であったオーストリアでは有名なヨハン・ネストロイ。彼のウィーン大衆演劇は人気があり、クリ子の叔父さんのオススメもあり、今回”Der Färber und sein Zwillingsbruder”を観ることに。

あらすじだけを読んでいるとなんだかややこしくて私に理解できるのか?とちょっと不安になりましたが、劇が始まるとあらら??って間に舞台に吸い込まれていきました。

ブルグ劇場やアン・デア・ウィーン劇場でやっているものも好きなのですが、フォルクステアターでやっている大衆向けの気楽でウィーン風の冗談が入った舞台も好きなんです。

今回、主役である双子役を一人でこなした男優、はじめはちょっと固いかな?なんて思っていたのですが、時間と共にそれが解きほぐされたかのように、魅力的な演技をしてました。

他の主な配役の俳優達もはまり役で、どれも一つとっても楽しくてケラケラ笑ってしまい、アッという間に3幕。

今年の冬は雨が多かったり、風がつよかったりで週末、ドライブや散歩にはなかなかいけないので、その分今年は演奏会やオペラ、劇なんかにクリ子と行けたらなぁ・・なんて思ってます。そして今日の晩は、今からクリ子と楽友協会であるブラームスのピアノコンツェルトを聴きに行って来ます。楽しみ!!

Gasthof Zauner

旅に出かけている間、綺麗な空気や自然を堪能することも重要ポイントですが、食事にもかなりの重点を置く私達。

今回、私達が行った村は小さく、レストランも何軒かしかなく2日目の晩、なんとなくホテルにあった案内書を読んでたら、ここからハルシュタットが近いことが判明。なら折角なのでハルシュタットまで晩御飯を食べに行こう~!!と3人の意見が一致し、山を越えてハルシュタットに行って来ました。

もちろんハルシュタットも小さい街なので、レストランなんかは限られてますが、私達の行き先は決まってるんです。そう、いつもこの街にくるとお世話になってるGasthof Zauner。

ここのお料理、どれ食べても美味しい上にサービスがとっても上手いお兄さんがいるんです。そのお兄さんに会いに来た!と言っても過言でないぐらい楽しませてくれるお兄さん。あれ、でも今日はお兄さんの顔が見当たらない・・。ま!気を取り直してビールで乾杯!!

ここのお店はお魚の郷土料理を得意としてるお店なので、ここのオリジナル料理を頼んでみました。ハルシュテッター湖で採れた魚の卵。あの~もうちょっと凝った料理をイメージしてたのですが、本当に魚の卵だけが出てきました。(笑)でもこの卵、とっても新鮮なのが分かるぐらいプチプチとしてなかなかいけました。

そしてここに来たら必ず頂くスープ。これもこの店オリジナルのスープで面白いのは生の卵の黄身が入っていること。魚から取ったお出汁と、お野菜から出る甘みとお酢が少し入ってるのか少し酸味のアクセントがいいバランスでとっても美味しい。卵の黄身は潰して混ぜて食べるのですが、そうすることでコクが出て、また美味しい。

虹鱒とディルのパスタ。

そしていつも全部食べられないくせにボリューム満点の料理を頼むクリ子。この日はステーキを。とっても肉厚でジューシーなお肉で美味しかった。それなのに、やっぱり最後まで食べられないクリ子。全部平らげなれないなら頼まなくちゃいいのに・・・いつもこうやって残飯処理をする私。だから片方はいつになってもガリ男。そしてもう片方は横にどんどん膨れ上がっていく訳です。

もうお腹いっぱいで食べられない・・と言ってたくせに、これを食べずにはここから帰れない、ザルツブルグノッケルン。ここのこれが美味しいんです!!頼んでから出来上がるまでに20分は軽くかかるのですが、待つだけの甲斐はあります。どこで食べるザルツブルグノッケルンよりここのが一番、美味しいと思う、そんな一品。

この日もまた食べ過ぎてしまいました・・・トホホホホ。日に日にお腹がタブタブになっていくのが分かる私達に対し、クリ子だけは何故かドンドン痩せていく・・・。キミ、病気なんじゃないの??