いつも車で通り過ぎるだけだった東福寺。今回、訪れるまではそんなに大したお寺だとは正直思っていなかった。
それがどっこい。ここ、通天橋から見る景色はその意と反して素晴らしいものだった。
今年は梅雨明けが例年になく遅かったこともあり、どこのお庭を訪ねさせて頂いても、緑が綺麗だったのが特徴的。やっぱり緑が美しいとお庭の映り方も変わるというもの。そういう意味では私達にとって、今年の日本の訪問は最高に恵まれていた。
クリ子によれば、京都はちょっと歩けばお寺にぶつかる。というぐらい色んなところでお寺に出くわす。でもそのお寺、庭園の完成度のクオリティーの高さに心底、驚かされる。昔、住んでいた時にはわからなかった京都のよさが、歳と共に行動範囲が広がり、視野がどんどん広がっていくと共にわかってくる。
そうやって自分の中の芸術性をも高めていけるのだろう・・・だからこそ、よ~くしっている故郷、京都でも日本に帰る度にお寺や自然を求めて足がそちらの方に向くのだろう。