何年か前にテレビで見て以来一度、行ってみたかった醒ヶ井の梅花藻。
7月から8月ごろしか見ることができない、そんな限られた時期しか見られないこの時期に日本に帰ってきてるなら、見にいくほかないでしょう・・・
梅の花に似た白い小花を咲かせることから名前がついた梅花藻。日本でも限られたところでしか生育しない花で、水温が14度前後の清流にしか育たない。
夏の最盛期には川面から直径1.5cmぐらいの花が一斉に顔を出す。
この日も午前中からすごく暑い日だったのだが、ここだけは何故かとても爽やかで涼しげ。昔はここの人々の用水路として使われていたらしく、ある時は冷蔵庫代わりに、ある時はお洗濯物を洗う場と・・・人々の生活と共になくてはならないものだった。
今でもところどころでは家庭にまでこの水を引いて、お野菜や果物を冷やしたりしてられるそうな。そんな人々にとってなくてはならない水。毎日、沢山の観光客が訪れるのにも関わらず、ここの水は本当に澄んでいて綺麗。
暑さのあまり手を水の中につけてみると、1分近くもつけていると冷たさのあまり手がしびれてくるほどの冷たさ。
これはきっとここに住んでられる住民の方や自治体の方々の努力によるもんなんだろう。時代はどんどん変わっていくけれど、ここだけは昔ながらのこの面影をいつまでも残していってほしいと願うのでありました。