さっそく、恋しくなってます!

日本ではほぼ毎日、お魚とたっぷりのお野菜を食べていた私達。クリ子のご希望により、ミラクルなお寿司の出前に始まり、母シェフの娘を想うお料理・・・・毎日幸せでございました。

ある時は、生の蛸なんてウィーンじゃ食べられないでしょ?と生の蛸を丸ごとお刺身にしてくれたり、

ある時は夏の京都と言えば、鱧を!と・・・鱧の柳川鍋を作ってくれたり・・・(鱧のおとしの日もあったのだが、クリ子が梅肉が駄目な為、写真に収められることはなく・・・)ズイキの胡麻とお酢で味付けした一品。日本酒好きな私達にはもってこいな鮎の甘露煮などなど。

毎日、毎日、季節のお料理で、私が好きだったお料理やウィーンで食べられない料理を二人に食べさせてやろうと頑張ってくれたお母さん。

どのお料理も最高で、クリ子が食べられないのなら、私がアナタの分も食べるわよ!とよこからクリ子の料理をつつこうとするのだが、口が肥えてらっしゃる相棒。美味しいものはわかるようで、私が食べたいと思う料理ほど、彼は一人でちゃんと平らげてました。その一つが、グジ。一般的にいうアマダイ。これ私の大好物だったのよ・・・だけど結局、クリ子と私、一切れずつ用意してもらったのに、いいところは全部クリ子に持っていかれ、私はグジのお掃除がかり・・・あ~もっと食べたかった~!!

あまりにも大好物ばかり食べ過ぎて、ちょいと太ってしまったワタクシ。今後、ダイエットに励まなくてはいけません。クリ子も毎日、おいしい、おいしいと日本での食を堪能し、日に日にお腹が丸くなっていく始末。僕のお腹はフグ~なんてね。お魚も大好きだけど、たまにこんな笑顔で浮気を・・・

そうです。やっぱり彼は肉なのです。口を開かせれば、日本のステーキに焼肉、すき焼きが食べたいという奴。それも美味しいが、君はまだ日本料理の奥深さを知らんでござんす。私なんかはもう早速、日本料理が恋しいのに・・・あ~新鮮なお魚よ~あ~旬のお野菜よ~ウィーンにちょっと足を運んでくれんかの~~~~。

そんな我が家のご飯は、ヒジキご飯に、ズッキーニの生姜醤油がけに、酢の物、日本から持って帰ってきたニシンのたいたもの。あ~なんでトランクの中にみょうがと紫蘇を忍ばせておかんかったんだろう・・・あ~馬鹿だ~。