皆さんはもうお正月気分がだいぶ抜け、通常モードに切り替わってきてられることでしょう・・・でも、もう少しだけお正月ネタにお付き合いください。
大晦日をグラーツで過ごし、病にも負けず?カウントダウンまで頑張って起きていた私達は日付が20009年の0時になったところであがる花火と突然、そこら中から流れてくるワルツに合わせて、ウィンナーワルツを踊り、とりあえずオーストリアでの年明けのこの恒例、セレモニーだけ形だけやったよ!と二人で納得して、その後はすぐコテンパンとベットで眠りについた、薄情モノ。
そして次の日は元旦ということもあり、朝からシャンパンがホテルで振舞われ、それに合わせて朝食にスモークサーモンやマスの燻製やキャビアなどが出てきた。後の領収書が怖いゼ!と思いつつも、元日ぐらいそんなこと忘れさせてくれ~とおおいにこの朝食を優雅に楽しんだ私達。
このまま優雅な一日を過ごすのかとおもいきや、さすが我が殿!!半ば病人を連れてお山に・・・やっぱり年明けそうそうに新鮮な空気を吸わなくちゃね!という配慮のもと・・・車で走ること1時間、銀の世界、または何も見えない世界に辿りついた。
この日はお天気があまりよくなかったこともあり、山には深い霧がかかっていた。こりゃ、寒そうだぜ・・・ってな訳で二人とも車で持ってきている服をありったけ重ね着をして、防寒に徹し、ちょいと車を降りて散歩をすることにした。
湖までの約1.5キロの道のりなのだが、これがなかなか大変なのだ。何せ雪が深い。どれだけ深いって??身長が165cm近くある私の膝の上まで雪が積もっているのだ。
一回、足が雪の中にボソっとはまればこれがなかなか抜けない。クリ子に引っ張ってもらっても雪から足が抜けないので自力で頑張って抜け出すしかないってある意味、何かの罰ゲームにでもあったかのような散歩道。
だけど霧にかかった山は幻想的だった。晴れ渡たった雪山も綺麗だけど、見えそうで見えない山の全貌というのもなかなかチラリズムがあってなかなかそそるものがある。
だけどクリさん~どこに湖はあるの??ここ!!
もちろんそこには雪が積もり、湖の容姿は何一つ見れなかったのでした。
って当たり前っていや、当たり前かぁ~。
どんなに寒くてもしんどくてもやっぱり山の空気は人を内面をキレイにする作用があるようで、この後、二人とも体調がかえってよくなったのでした。
だけど寒かった~!!マイナス10度の山登りは体力を使うようで、この後二人は腹ぺこになり、とんかつを揚げたもの2枚にフライドポテトの山盛りを軽く、それぞれ平らげたのでした。って野菜は?って??そんなものついてないのが、オーストリアの田舎の山料理の醍醐味さ!ハハハ~!!