昨日は、朝から晩までフルだった為、家に帰ってきた頃にはグッタリだったが、でも実に充実した一日を過ごした。
私の生徒の一人にウィーン大学で語学を教えてられる教授がいる。彼女が私のもとでピアノを習い始めた頃は、なんとやりにくい生徒なんだと思ったもんだ。注意をすると、プライドが高いせいかとりあえずいい訳をする。私は、アナタが作り上げる音楽をよりよいものにする為にここにいるのに、それじゃ・・・??なんてよく思ったもんだ。
だけどその彼女は年月と共に、私の言う事をすんなり受け入れ、柔軟にレッスンを受け、その上、ピアノ以外にも色んな意見を求めるようになった。今では彼女と組んで取り組んでるプロジェクトが何個か。
そんな彼女(っと言っても私からすると15も20も年上のなのだが・・)が今回、私に大学が学期末休暇で、大学での仕事が今は少なくて余裕があるから、私にドイツ語の発音のレッスンをしてくれると言う。
毎日が今の生活に追われていてアップ、アップな私にとってはしんどいことだけど、だけど断る理由などない。こういうチャンスを活かさないわけにはいかない。な訳で、昨日彼女のプライベート、ドイツ講座を受けてきた。
彼女はこの日、私が朝から晩までずっと外で仕事だと分かっていたので、私が彼女の家を訪れた時には昼ご飯が用意してあり、私が昼ご飯の時間を他でとらなくていいようにと準備をしてくれていた。10分ほどで二人で食事を摂り、その後は1時間ほど、発音の練習。これが、私に”これなら自分の身につくかも!活用していけるかも!”という手ごたえのあるアドバイスだったのだ。だけど、それにはピアノのと同じで毎日の積み重ねが身につながると自分で実感したので、今日から毎日、どんなに疲れていても15分、忙しい彼女が私の為にドイツ語レッスンをしてくれて、その上、食事まで用意してくれていた気持に応える為にも、頑張ってドイツ語の勉強をすることに決めた。
自分に甘くするのも自分、自分を厳しくするのも自分、幸せだと感じる基準も自分、自分が不幸だと思う基準も自分、何もかも自分の気持一つなのだ。忙しい人こそ、いろんなことをやっている。彼ら、彼女やの言う言葉、”今は大変だけど、それでもどうにかして私はやり遂げるわ!”という言葉。彼らはそう、口に出していうことで、自分にできる、そして鞭を打っているのだろう。
ある日本のタレントが作詞して売れた曲に、”我が敵は我にあり”というものがあるらしいが、まさにそれだと思う。一番、怖い敵は自分なんだってね。自分に甘くすることも必要だけど、ある時は自分に厳しくしなきゃね。こうやって折角、私の為に時間を割いてくれる人が私の周りにはいてくれるんだから・・・ってな、訳で今日から15分トレーニング頑張ります!って今からこれするのかよ~。かなりしんどいけれど、ここでやめちゃえば、そこまでだもんね。自分に鞭を打って頑張ります!!



正直言えば、おじいちゃんとおばあちゃんがZ家の集まりにいつもきてくれていた時は、みんなの話の内容が多様で、世間話や、最近あったことの出来事や、政治の話、コンピューターの話・・・いろんな話が話題になって、聞いている私も楽しかったんだぁ・・それがおじいちゃんとおばあちゃんが抜けて、クリ子の両親と子供達だけの集まりになると、話が家族の内輪の話や、子供時代の話ばっかりになってついていけないし、おもしろくないのさ。クリ子やベアニーがその話にのって話しているなら、まだ頑張ってついて行こうかと思うけれど、クリ子のおとっちゃんを含めて、男性陣はシ~ンと観客として聴いているだけ。話すのはもっぱらZ家の女性人達だけ。だともう話が内輪すぎてわかんないし、つまんないのさ。だけど嫁としては、そんな顔も見せられない。だからこの最近はなんだか、おじいちゃんやおばあちゃんが参加してくれない集まりには私まで気がのらないんだぁ・・・・
だから今回おばあちゃん達がきてくれたのがすごく嬉しいの。それにお婆ちゃん達は私達が行くととっても嬉しそうにしてくれるし、なんだか認めてくれてるような気がするの。私を見てくれる時の顔が、そう言ってるように私には見えるの。それって嬉しいことなの。そんな色んな意味で大好き~なおじいちゃんとおばあちゃんが今回とっても元気そうだったのが、何より嬉しい。
昨日に引き続き、今夜も王宮であった舞踏会のお話を・・・実は王宮の舞踏会に参加するのは今回がはじめて。舞踏会に行くならやっぱり王宮で開催されるものに一度は参加したいものである。
だけどクリ子に王宮のバルに行きたいと言っても、彼は若い頃から何回も王宮のバルに参加していて、行き飽きたのか、あまり興味がなく、高いお金を払っていくぐらいなら、気楽なこじんまりしたバルでいっぱい踊りたいよ!っていうのが彼の本音。
だけどここは私も譲れん。折角、かれこれ2年以上ダンスを習い、ある程度のところまできて舞踏会に行こうとするのなら、一度は王宮の舞踏会も味わっておきたい。ってな訳で今回は私の意向が尊重され、王宮の舞踏会に行くことになった。
王宮はさすがに大きい為、メインホール以外にも、さまざまなホールでダンス音楽が生演奏されている。だから自分の踊りたいスタイルの音楽に合わせて、みなホールを移動して踊る為、メインホール以外は意外と空いている。
音楽を演奏してくれるバンドも1ホールにつき2バンドずつついているので、交代で絶え間なく演奏をしてくれているので、待たされることもなく、気分よく踊れる。
今年から新たにダンスホールの会場になったこの屋根裏とも言えばいいのだろうか、最上階ホールは、上まで登ってきた甲斐がありますってなもんで、ここからはウィーンが一望できたりする。(エレベーターもあるが、混むので私達はここまで階段で上がってきた人。でもこんな景色が見えるのなら大変な思いして登ってきた甲斐があります!)
だけどその景色の反対側はこんな踊りが繰り広げられているんだけどね。
ちなみに最後に、今回、私がこのバルに参加した時の装いです。お母さん、これで勘弁してください。恥ずかしいです。そしてYurara..さん、バックは今回こんな感じで持たせて頂きました。