色々とあった2008年。最後はご褒美としてチロルに1週間ほどスキーに行く予定をしていた。だけどご存知の通り、私がインフルエンザーにかかってしまった為、その話も流れ、ただただ私の体の状態がよくなるのを待つ日が続いた。
それでも折角の大晦日は、どこか違うところで過ごしたい為、ちょっとした温泉旅行をすることにした。だけど体の様子を見ながらなので、まずはオーストリアの第二の都市、グラーツで。
だけど何を血迷ったか?本当はホテルで優雅にお食事を食べながら新年を迎えて・・・なんて考えていたのだが、ホテルのこの日のディナーコースは7品目。4時間かけて食べるのだ。これはどうやっても私の今の体調には無理ってことで、晩は外の屋台で軽く、色んなモノを突付くつもりだった。
だが・・・・・外は思ったより寒い。マイナス8度の世界。そして何より私達もう若くない~!!(これ今回すごく実感したこと)道でなる爆竹に、若者達がカウントダウンをはしゃぎながら待つなんて、そんなこともう私達には無理だと感じた。昔は一緒になって喜んでいたのにねぇ・・・
外を歩いてみるも、病みから復活していない私にとっては外は1時間ほど歩くだけで十分だった。だけど部屋に戻って寝るだけじゃ、折角ここまできた意味がないって最後のあがき・・・レストランで温かいスープでも飲んでカウントダウンまで待とう!そして12時前に店からでて花火を楽しもう!!
だが・・・・・店に入ってみると、大晦日ディナーコースを勧められ、これで12時が来るまで時間稼ぎができるんじゃない?っていうクリ子の言葉にのってしまい、結局大晦日ディナーコースを頼むことになった。なんだ!そんなことなら初めからホテルのディナーコースに参加すればよかったやん!そしたら寒い思いしんでもよかったのに・・と二人ともここで後悔。
だけどここで気分を入れ替えて、さぁ~今年最後のお食事だ~!!
まずは食前酒 ”Kir Royal” 口当たりがよくてとっても飲みやすい。
そして前菜 ”カモのレバーパステ” パンと一緒に頂くと美味しい。これだけでもワインのあてになって美味しい。
お食事に合わせて白ワイン。ボトルで頼んだのはいいが、病んでる奴に一本は飲めるのか?
“黄色のカブと生姜のスープ、バルサミコ酢がけ” これ、病気の体には持ってこい。生姜とカブが体を温めてくれてホッとする一品。
メイン ”牛の赤ワインソース煮込みとエビのグリル、ジャガイモのミルフィーユ仕立て” これ全部食べられるのか??その前の日まではおじやお茶碗に一膳がいっばい、いっぱいだった体に・・・
デザート ”2種類のチョコレートムース” 美味しかったのだが、ここでダウン・・・
素敵なお店の雰囲気と美味しいお料理。これだけで幸せな気分になれるから不思議だ。2008年は最後の最後まで体がいうこと聞いてくれなかったが、それでもこうやってクリ子と二人で一緒に旅が出来て、美味しいお料理を頂いて、いろんな話をして・・・とっても幸せな一年の締めくくりができた。
結局、この後、私はダウンしてしまい、ホテルに帰って、部屋から花火をみて新年を迎えたのでありました。
今年一年もいい年になりますように~!!