また体調が万全と言えない私は、あっさりしたものしか食べられない。そんなクリ子は私に聞いてきた。”昼、何食べるの~??”
簡単な即席散らし寿司にしようと思うんだけど・・・と言うと私が想像していた反応が返ってきた。考えこんで・・・・”じゃあ、僕は何を食べようかなぁ~??”
そうなのです。どんなにクリ子の分まで散らし寿司やちょっとした日本料理を用意してもほとんど手をつけないのです。っていうかお箸が進まない。
一応、聞いてみる。”クリ子の分も作るけど、食べる?それとも違うものにする??なんか作ろうか??御寿司はクリ子の分、私の明日の昼ご飯にしたらいいしさ!”
結局、この日の昼ご飯は個々が別々にご飯を作り、2種類の昼ご飯がテーブルに並んだ。私は簡単散らし寿司。クリ子はチーズホンデューとマッシュルームとオニオンの炒め物。
我が家ではたまにこうやって二人とも違うものを食べることがある。これはどうしても溝を埋められない食文化の違いだ。お互いの体調がいい時はお互いどんな料理でも食べられるのだが、疲れている時、体が弱っている時はどうしても祖国の食べ物が食べたくなる。
そんな時は夫婦二人、違うものを食べていてもできるだけ一緒にテーブルで食事を摂ることにしている。