クリスマス市巡り

今シーズンは何かとバタバタしていてほとんどクリスマス市に出かけることがなかったのですが、12月23日の晩に最後の今年(2011年)のクリスマス市を楽しむ為にちょいとクリスマス市巡りをしてきました。

この日行ったのは、マリアテレジア広場でやっているクリスマス市とベルヴェデーレ宮殿でやっているクリスマス市。

本当の目的はマリアテレジア広場に毎年出展していたBio農家のリキュールとハムやソーセージを求めてやってきたのですが、今年は出展していなくて残念。あそこのソーセージとか美味しかったのになぁ・・・。

でも大体のお店は毎年変わらず、ここのお店も毎年、この場所に顔を出します。

ここで揚げたての生地にジャムをたっぷりのっけてもらったものを食べるのが毎年の楽しみ。寒い晩に外でホットワインを飲んで、このカロリーたっぷりの熱々のこのお菓子を食べるのが幸せなんだぁ~。

この後も違うお店で生肉に近いソーセージを買って、かじりながらクリスマス市を見て回ったり、クリスマスツリーに飾る飾りなんかを見て回ったり・・・あまりここに長居をしているとベルヴェデーレ宮殿でやっているクリスマス市にいけなくなってしまうので、ここはこれでおしまい。

大抵のクリスマス市は23日までとなっているので、この日はみんな早めからお店の片付けを始めてしまうのが少し残念。

ベルヴェデーレ宮殿についた時にはどこのお店も片付けが始まりかけ。もうちょっと楽しませてくれてもいいのに~。ここでもいろんなお店を見て回って、ホットワインを飲んで、その後はここのお店で、ちょいとまた腹ごしらえ。

クリ子のラクレット。ハムやピクルス、ジャガイモに溶かしたチーズがドロ~っとかかった一品。これ、外で食べるから美味しいんだよねぇ・・・。

そしてもう一つ。前のお客さんが頼んでいて珍しかったので、頼んでみた一品。ジャガイモの潰したもの、細かく切ったベーコンに玉ねぎを炒めたものの上にチーズがのっかかっていて、それをオーブンでやいたボリュームのある一品。

この一週間前にシュピッテルベルグのクリスマス市で食べたパンの上にハムと溶かしたチーズがのせてあったのがとっても美味しかったので、それを想像して頼んだんだけど、味は俄然、シュピッテルベルグで食べた方のが美味しかった。

意外にもこれだけでお腹がいっぱいになってしまい、後は何も食べれず。また来年に楽しみは残しておこ~う!!

2011年のクリスマス

楽しかったクリスマスもお正月ももう終わり。クリスマス休暇も仕事はちょこっとしていたものの、明日から通常の本格始動。あ~休暇が懐かしい~!!あ・・なんだか明日からのことを考えると気が重い自分がここにいます。

さて時間は交差しますが、我が家のクリスマスは24日にクリ子の実家でみんなで時間を過ごすのが恒例。毎年、夕方ぐらいから実家に集まって、魚のフライ(オーストリアではこの日、鯉やタラのフライを食べる家庭が多い)とジャガイモのサラダ、そしてフライに添えるタルタルソース。これとワインでみんなで食卓を囲んで食べるのがお決まりです。

今年はお祖母ちゃんの調子があまりよくなかったので、お祖母ちゃんと一緒にクリスマスイブのディナーは食べられなかったのが、残念。

この後、毎年親戚や家族が手分けして作ったクリスマスのクッキーがテーブルに並び、お腹いっぱいの癖にこれに手を延ばしてしまう、危険な誘惑。

その後、みんなでクリスマスソングを歌って、その後はクリスマスプレゼントをみんなで一斉に開けて・・・・そんな毎年変わらぬZ家のクリスマス風景。このいつもと変わらないクリスマスの時間が一番嬉しく、またホッとします。

唯一、今年違ったことといったら、このクリスマスに姉が参加してくれたことかな?時差ボケでみんなでソファーに座って歌を歌ってる時なんかは眠りに落ちかけていたけれど、それでも私が嫁いだ家族と一緒にクリスマスを過ごしてくれるっていうのはとっても嬉しかったよ。

カイザーバル(皇帝舞踏会) 2011

姉が今回のウィーン滞在でやりたかったことは2つ。一つは大晦日に王宮でやっているカイザーバル(皇帝舞踏会)に出ること。そして二つ目は山の太陽のもとで外のテラスでビールを飲むこと。なんとこの2つだけ要求してきて後はお任せらしい。

ってなわけで一つ目の彼女の希望、皇帝舞踏会に大晦日の晩から新年にかけて行って来ました。この舞踏会が2012年度の舞踏会シーズンの幕開けになる一つめのバル。

舞踏会に出たことのない彼女は王宮での社交の場がどんなものか考えるだけで段々、緊張してきていましたが、あの~ただのダンス好きのカップルが踊りにくる・・・そんな気軽な気持ちで行ってもらえればそれでいいのですが。この日の為にウィーンで舞踏会用のドレスとダンスシューズを購入した姉。髪は文句を言われながらも私が結ったのですが、終わりよければすべてよし!!

私達自身、毎年大晦日から新年は旅に出ていてウィーンにはいないので、この皇帝舞踏会に出るのは初めて。でもこの舞踏会いいかも!!大晦日ってこともあって人は少ないし、旅行者にも配慮してあるのか堅苦しくなく、エンターテイメント的にも楽しめるようになっているので、肩に力が入ることなく自然に楽しめる。

この日は、我が教え子がオープニングと年明けの舞台で合唱団として歌っていたので、それを見れたのも嬉しかったな。

クリ子と何曲かワルツを踊った姉は、その後は、私とクリ子が踊っている間、一人で待っていたのですが、知らぬ間に男性からダンスのお誘いがかかり、あら?気づけば何曲も男性と踊ってるではないですか?!

その後もニューヨークに住むアメリカ人から猛烈アタックがあり、舞踏会が終わる最後まで彼と踊っていた姉。何より印象的だったのは彼女がずっと満面の笑みだったこと。緊張して固くなるかな?なんて思っていたのですが、最初から最後まで楽しんでくれていたみたいで、それが嬉しかった。舞踏会後もアメリカ人から明日の晩のお食事のお誘いがかかっていた姉。行けばよかったのに~!!