恒例イブの晩

クリ子と付き合いはじめてZ家と過ごすクリスマスもこれで9回目。毎年必ず出席している私もなかなかなもん?だと思うけれど、ここの家族のクリスマスイプの風景が変わらないのもまたすごいもの。

何年前からこのメニューなんだろう・・・この家族では24日の晩、かならず魚のフライだと決まっている。その付け合せはジャガイモのサラダ。これはどんなことがあっても揺らぐことのないこの家の王道のイブメニュー。

これを作るのは毎年、クリ子のお父さんの仕事だ。朝から、もみの木を買いにいき、その後市場に行って、その日一番新鮮なお魚をいっぱい仕入れている。それを下ごしらえして、すべて用意するのはお父さんの仕事。お母さんはこの日はテーブルセッティング専門。

今年は2種類のお魚を頂いた。その中でも美味しかったのが、市場で一番活き活きしていたというタラ。肉厚でジューシィーで美味しかった。そして食後は毎年恒例、お母さんのギターに合わせて、クリスマスソングを歌う。みんなではもってなかなかな3重奏、いや4重奏だ。

この家では私がブログを書いていることは皆知っていて、みんながそれぞれ私のブログを見ている。もちろん皆日本語なんて読めない。でも写真からそれぞれが個々に話を頭で想像している。なので、こうやって家族がみんな集まると”写真を撮れ~!!そしてこんな話をかけ~”とブログの話の内容まで指定してくれるあり様。”ありがとうございます・・・そこまで心配してくださらなくても・・・・読んでいる人は少数ですから・・・”というのだが、それでは皆満足しないようだ。

ほら、エアリッヒ、ベアニー、マルクス、クリスマスの話はちゃんと書いてるよ~!!(って彼らは日本語なんて読めないんだけどね!)

歌を歌った後はみんなでプレゼントを開けて楽しむのが毎年の流れ。偶然にも今年はスカーフを貰った女性が多かったので記念に写真を。クリママからもらったスカーフがとっても似合っているカトリーナ。そして私達からクリママにブルーの絹のスカーフをプレゼント。

みんなで今年も楽しいクリスマスイブを過ごしたのでありました。私は一年を通してZ家の集まりの中でこの日が一番好き。皆の元気な顔が見られるのもそうだし、これがこの家の伝統でもあるから。そしてその伝統の中に私も欠かせない家族に一員だとして受け入れてもらえていること・・・ここまでの道のりは長かったけれど、年月と共にこうやって絆が深まっていくのはやっぱり嬉しい!楽しい晩をありがとう~、クリパパ、クリママ!!そして改めてメリークリスマス!!