Dorotheum

ウィーンには世界でもっとも古い歴史を持つオーストリア国営のオークションハウスがある。そのオークションハウスの名はDorotheum。この300年の歴史を持つドロテウムでは絵画や彫刻、家具から宝石あらゆるものが扱われている。

世界5本の指に入るといわれるこのオークションハウスの中を歩いているだけで、色んな歴史やその時代、時代のスタイルが触れることができ楽しい。

ってもちろん、そんな歴史があるもの骨董品なんかには私達には手が出せるものではないけれど、このドロテウム、宝石なんかはアンティークのものもあれば、ドロテウムが作っている誰でもお手軽に買えるジュエリーなんかも取り扱っている。

もちろん、良いものは高いけれど、目の補強にもなるし、見ているだけで見とれる美しさがあり、女性にとっては興味がないはずがない。

時間にゆとりがある時は、街に出てきたついでにクリ子と定期的にここを見て回る。

美しいものにため息をつきながら、皆さんもデートコースにドロテウム散策はどうです?!

贅沢な一杯

いつ頃からだったか?この最近、クリ子は私に毎晩、一杯のココアを作ってくれる。

初めてそれを私に作ってくれた時は、確か外がすごく寒くって、疲れきって寒い、寒いと言って毛布に包まっていた時だったと思う。

ハイ、Oyumichen~!! これ飲んで体温めて、頭の尖った神経を休めて・・・・。といい渡されたのが、このココア。彼が作るココアとは、濃度の濃い板チョコを擦るところから始まる。そこに蒸気にかけた熱々ミルクを注ぎ込みながら混ぜていくというもの。

チョコとミルクだけの素朴なものなんだけど、これがとっても優しい味がして気持ちが休まるんだぁ~。これを飲んでいる時は至福のひととき。こんな贅沢な一杯を飲んだら、自然と体も心も休まるね。クリ子、ありがとう~!!

今年最後であろうバル (Dornerball 2010)

今年に入って3度目の舞踏会。きっとこれが私達にとって今年最後の舞踏会になるだろう・・・。

このバルも今年で3年目になる。いつも良くしてもらっているお友達がここのダンス教室に通ってられるのをきっかけに3年前、ご紹介して頂いたものなのだが、やっぱりダンス教室主催ということもあって、流れてくる音楽も偏ることなく色んなものを演奏してくれるので、ずっと楽しく踊ってられるっていうのが、このバルの印象。

だけど今回は二人とも疲れていたのか、それともバンドが去年までと変わってしまったのか、今回は全然楽しめないままの帰宅となった。

まぁ、お値段も他の舞踏会に比べて格段に安いってのもあるんだけど、それでも毎年、この舞踏会が好きで訪れていたものとしてはなんだか寂しいし、物足りない。

演奏するものが変わるとここまで、訪れるものの気持ちまでも変えてしまうのか?と思うほど、バンドって大きな役割を果たしてるんだなぁ・・と初めて思った瞬間。

夜中の禁断のソーセージとビールで、朝方までの体力づくりをしたのにも関わらず、日付が変わる鐘と同時に家に向かった私達。

もう、来年からこの舞踏会に足を運ぶことはないかなぁ・・・・。たかが一回、されど一回。一回人の気持ちをがっくりさせてしまうと人ってそこに足を運ばなくなるもんなんだなぁ・・。これって他人事じゃないような気がする。