グルメ舞踏会?(U-Bahnball 2010)

ワタクシ、お恥ずかしいことに今回初めて市庁舎の中に入りました。こんなに大きい建物なんだから、さぞかし中にも色んな部屋やホールがあって大きいのだろう・・・と思ってましたが、やっぱり大きかった。

もちろん、中は市役所としての機能をちゃんとしてまして、毎日、お役所関係の人が通勤しているオフィスでもあります。

その中でも一番大きいホールではお役所関係だけのことではなく、演奏会や展示会、催しものがよく開催されています。

いや、今回はこの市庁舎を見に来るのが、目的だった訳ではなく、もちろん舞踏会にきたんです。この地下鉄舞踏会、クリ子と地下鉄が主催する舞踏会ってどんなんだろうねぇ??なんて言っていたら、これ一見するとグルメ舞踏会?と間違えるようなそんな舞踏会。

何故って、舞踏会なのにお食事がメインか?と思わせるぐらい、ホールのサイドにまずは前菜のビュッフェ。そしてメインデッシュのビュッフェ。そしてデザートのビュッフェが次から次へと運ばれてくるんです。そしてこれらのお料理がかなりイケル!この舞踏会の入場料の一人当たり70ユーロのチケットにこのお食事も含まれているからすごい。これらの料理はきっと市庁舎の地下にある Wiener Rathauskellerから運ばれてきてるものだと思われる。通りで美味しいはずだ。

この後にも食後のちょっとした甘いお菓子や、赤ワインを飲む人にはフランス式のチーズの盛り合わせや、夜の12時になるとオーストリアのパーティーなどでよく出てくる夜中に小腹がすいたでしょって人の為にグーラッシュ(シチューとパン)が出てくる。そして朝には朝食用のパンまで配られる。(舞踏会と言われれば、大抵朝の5時まで開催されている為)これすべてが馬鹿にできないぐらいちゃんとしたお食事たち。ほんとここまでくると、”私達食べに来たの?”と錯覚に陥りそうになる。

踊るスペースがこんなに小さくても大丈夫な理由がわかったよ!だってみんなほとんどの人がずっと食べて、飲んで後は舞踏会の雰囲気を楽しんでいる人がほとんどで、踊ってる人は少数。それもその踊ってる人のレベルが皆、かなりのレベルなので、ぶつかったりすることもなく、みんなスムーズにエレガントに踊ってらっしゃる。

よくできた舞踏会だ。初めてこのバルに来た人達は、皆、こんなにお食事がメインな舞踏会は見たことも行ったこともない!と口を揃えて言っていたけれど、ほんとその通り。

来てる人もみな、地下鉄舞踏会ということもあって気さくな感じの人ばかりだし、着てくる服もドレスじゃない人もいるし、男性は普通のスーツって人も多かった。(クリ子もその一人)日本からこちらに旅行で来られて、ダンスは踊れないけれど雰囲気だけでも?って方には、もしかしたらこの舞踏会ってとっても参加しやすく、楽しめる舞踏会の一つじゃないかな?あまり知られていない舞踏会だけに、参加してる人達もほとんどオーストリア人。だからこそ地元の舞踏会を見てみたいって方にはお勧めかも?もちろん有名な舞踏会も良いけれど、こんなちょっと変わった舞踏会も私はいいじゃないかな?なんて思う。

U-Bahn Ball 2010

昨日、今年二回目の舞踏会に行ってきた。今回行ったバルはU-Bahn Ball 。直訳すると地下鉄舞踏会。

こんな聞いたこともない舞踏会だけど、何故これに参加したかというと、まずウィーン市庁舎で開催される舞踏会にまだ行ったことがなかった私。今年は是非、一度ここで開催される舞踏会に行ってみたかった。そして二つ目は、週末に開催される舞踏会だったから。そして三つ目は、オケが Wiener Symphoniker(ウィーン交響楽団)が演奏してくれること。

後は行ってからのお楽しみということで、何も下調べもしずにこの舞踏会に参加した。王宮で開催される舞踏会に比べて、カジュアルで肩に力を入れることもなく気楽に参加できるのは、嬉しい。

今回はテーブル席を予約していたので、音楽を聞きながら、自分達が踊りたい音楽が流れてきたら、踊りにいくだけで、後はずっと席に座っていられたので、すごく快適だった。

でもびっくりしたのが、メイン会場がほとんどテーブル席で埋まっていて、どこで踊るの??って頭にハテナが浮かぶぐらい踊るスペースが小さかったこと。さてこの舞台でどんな舞いをデビュタントがしてくれるのか興味津々だったが、この舞踏会ならではのなかなか可愛らしい演出だった。(デビュタントの踊りが見たい方は上の画像をクリックしてください)

普通の舞踏会ではデビュタントと言われれば、ウィンナーワルツやデビュタントに使う音楽と踊りがあるのだが、ここのは何もかも自由。なんか肩に力が入っていないこんなラフなのも時にはいいんじゃない??

こんなに舞台が狭いから一体どうやってみんな踊るんだろう・・と思っていたけれど、これがなかなか上手いことなっていた。私達自身も今まで参加した舞踏会の中で、一番踊っていたんじゃないかな?

この続きはまた明日・・・・。

キミは私に挑んでるのか?

2週間ほど前のことだったかな?クリ子が二人で晩御飯を食べている時に言い出した。(毎日、晩御飯を食べる時は、お互い今日の報告をすることにしている)今日、テレビ局が来てん!

夕食を食べながら、”ふ~ん・・・ほんで?なんでテレビ局が、アナタ達の会社に来たん?偶然?それとも前もって約束してたん?”と聞くと、なんだか今度は商品として評価をされたのではなく、マーケティングか何かで、どこかで表彰されたらしい。

そのことについては特に何も思わないが、クリ子の話を聞いているとコイツは私をいじめる為にここにいるのか?と思うことが多々ある。

クリ子の話はこの通り。”あんな~今日、テレビ局が会社にきて収録があってん。会社の中から4人、その場で話してんけどな、あれやな、収録って前の打ち合わせで、全部決めとくんやな、言うこととかも・・・”

はぁ~よく聞くと、それは何週間前からも知らされていて、クリ子のテレビ出演も決まってらしく、その日はそれなりに覚悟して挑めということだったらしい。そんなことに全然興味のないクリ子は、日程され忘れていたらしい。その撮影ってのは、会社の中から、代表者4人がテレビに出るらしいのだが、クリ子よ~アンタはなんでいつもそうなん!アンタは私のことなめてるんか~!’それとも嫌がらせ?!

この日の撮影日の当日、彼はいつも通りの通勤姿、セーターに普通のズボン、そして髭はアナタ、何日前に剃りました??って感じだし、話によると、冬にも関わらず靴もスリッパも履かず、靴下一枚で撮影に挑んだらしい。彼自身はもちろん、そんなことは気にしてないからできる技なのだが、こういうことに無頓着な旦那を持つ妻として、知らない公のところでこんなことをされるともうどうにも管理しきれない。家でどんな格好をされようと、それは私さえ目をつぶればいいものも、人様の目にさらされるところでこそ、こういうことはして欲しくないというのが、身内の思うところだが、彼にはどうでもいいらしい。(いつもの私の努力はどうなるん?)

“クリ子~よう考えてみ、オフィスで裸足だったり、靴下一枚で歩いてる人なんでみたことある?それってやっぱり変やと思うで。私の顔を立てて、スリッパもちゃんと買ってアナタに渡してあるんやから、それ履いて!”と言っても、どこでスリッパを脱ぎ捨ててきたか、わからないらしい。

もうここまでくると手に負えない!私の目の行き届かないところで彼がする分にはもう、私は何もできない!だけど、クリ子よ~ちょっと私の妻としての顔も立ててくれ~!!クリ子のお父さんもお母さん、そしてじいちゃん、ばあちゃんも、自分の子、そして孫がテレビに出てる姿を見ると嬉しいと思うのに、彼は自分の仕事のことも一切、家族に言わない。彼がどんな仕事をしてるのかもポジションもなにも家族は知らない。だけどそれって親不孝やと思うよ。やっぱり親ってもんは自分の子、ないしは孫が活躍してる姿を見て、嬉しいはずがないと思うよ。パートナーの私であれ、アンタのことがわかんないよ!もうちょっと、私の顔を立たす為にも親孝行してくれ!(もちろん、いつ放映されるかも、どのテレビ局だったのかも彼に聞いても、彼には興味がないし、知らない・・・・)