昨日のニュースで、日本マクドナルドホールディングス株式会社が、1月17日に創業以来全店売上の最高記録をつくったらしい。1日の売上はこの不景気にも関わらず、なんと速報値で28億1180万円。戦後以来の大不況にも関わらず、この記録はすごい。
外食産業もこのデフレで厳しく、大型チェーン店の居酒屋では全品が200円や300円の料理が出回ったり、牛丼大型チェーン店では信じられない金額で牛丼が食べられたりするこの時代に、驚くことに、一月半ばから期間限定で売られだしたテキサスバーガー、一つあたり400円から420円という決してハンバーガーではお安くない金額のこれが、売れているらしい。
すごいよ、マック!!(いや、関西弁でいうとマクド!!)。この時代にファーストフードのバーガーに400円という小銭を次から次へと出させるんだもん。人を引き付けるだけの味と満足度がそこにはあるんだろう。(私自身は食べていないのでわからない)
それを開発した人達はすごいと思うし、その組織を率いているマックの社長、原田泳幸氏にはほんと、あっぱれ。
原田氏を批判する人も多いけれど、私はこの数字を見るとやっぱりすごいと思う。この社長、あのアップルコンピュータ社日本社長兼、アメリカの副社長の座からヘッドハンティングされた経緯をもつ人。私は以前に彼が出ている番組を見たことがあるのだが、私が感じたのは何より、決断力が早い。社長というものは早い決断力が求められるが、彼はまさにその人だとその時思った。そして印象に残っているのが、こんなに忙しいのに、今でも毎日14キロだったかな?必ずマラソンしているらしい。その時、番組では他の売れ筋の会社の社長さんが何人もおられて、毎日ですか?と皆さん驚かれていたのだが、”そうです。毎日です。決めたことですから。続けることが、成功につながる一歩なんです!”みたいなことを、はっきりと言い切っておられた。
こんなに忙しい人、なかなか言い切ったものの、普通の人では簡単にできることではない。ユニクロの社長の会談やコラムから見てもそうだし、他の会社の経営者の話を読んでいても、やっぱりこの不景気でも売れてる会社の社長は、一味も二味も違うし、ハッとさされることが多い。ハッとさせられたからと言って、私には真似できるような力も才能も何もないんだけど。
でも決めたことだけはずっと細くてもいいから、継続していこうと彼の番組を見てから思っている。(写真はマックのバーガーではありません。ウィーンのあるバーのハンバーガーです。)