Ristorante Arcadia

先日、気分転換に食べに行ったレストランArcadia. 何年も前から気に入って通っているイタリアンレストランなのだが、今回はなんと半年以上ぶり?

フォルクスオーパーから50メートルのところにあり、うちの家からも歩いていける距離なので、イタリアンが食べたくなったら、散歩がてらフラフラと歩いて食べにいくのが私達流。

ほんとこじんまりした小さいお店で、イタリア人だけで経営しているなんともアットホームなお店。どちらかというと南イタリアを思い出させるようなそんな温かさと、料理が出てくる。

夕方の16時から24時までずっと開いているということもあってとっても使いやすいレストラン。フォルクスオーパーでオペレッタを見た後なんかにもちょいと寄っても、気さくで美味しいお料理が頂ける。

決してメニューが多いわけではないんだけれど、魚介類が充実しているのと、頼めばお客の要望に応えて、メニューにない料理なんかもだしてくれる。今回は前菜に牛肉のカルパッチョ。見かけは大したことない盛り付けなんだけど、食べるとジューシーなお肉と、ルッコラとチーズの相性が最高。こんななんの変哲もない前菜なんだけど、お店によって全然味が違うから不思議。

そしてコニャックで香りづけされたトマトスープ。

そしてお料理に合わせて、今回はこの赤ワインを選んでみました。そんなにふか~い味わいではないんだけど、まろやかで丸く調和が取れていてとっても飲みやすい赤ワイン。

このお店は手作りパスタを出してくれるレストランでもあるんだけど、今回はパスタな気分ではなかったので、メイン料理として牛のステーキとポルチーニ茸、ホワイトソースがけ。このお肉、オーストリアには珍しく脂が良く乗った美味しいお肉だった。

そしてもう一品、ブランチーノという地中海でしか取れないらしいお魚。黒鯛に似たお味。ここのお魚はいつも新鮮でとっても美味しいんだよな~。その新鮮さにいつもびっくりさせられる。

そして付け合せのジャガイモと温野菜。こんなほんと大したことない料理なのに、なんか普通のイタリアレストランと一味違うんだよなぁ・・・。なんでなんだろう??素材のうまみを上手に引き出して、シンプルなんだけど、どれも一味、二味違う。

この後、食後にお口直し?にマティーニを飲んで今回は退散。やっぱり美味しい食べ物は人を幸せにする!

爆発寸前!

この最近、疲れとストレスで壊れそうになっている自分がいる。気分を換えなきゃ・・と分かっていつつもどうしようもできない時もある。

この一週間ほど、ウィーンは寒い上、風が吹いていて正直、電車やバスを使っての移動が多い私には堪える。寒さのあまり偏頭痛がひどくなり、肩こりもひどくなってきても、薬を飲んでもお風呂に入ってマッサージしてみても取れない。

自分では分かってるのだ。これは単に寒さから来るんじゃなくて、ストレスからだって。マイナス6,7度というところを行ったり来たりしただけじゃこうはならない。きっと何もかもが嫌になってしまう時なんだと思う。

仕事がしんどいだけじゃなくって、毎晩夜の11時前から晩御飯作りと、そして仕事でお昼も食べる時間がないクリ子の為に毎日のお弁当作り。平日は仕事で気が立っている為か、朝の4時ごろからゴソゴソと起きだしてしまう我が相棒。一応、気を遣ってこっそりベットとから出ては行ってはくれるものの、やっぱりこっちもほとんどその後眠れない。そして週末も私の仕事が終わったら、昼ご飯だけ急いで一緒に食べて、後は入れ違いのように今度はクリ子が仕事へ行ってまた夜中まで帰ってこない。週末ぐらい一緒に一時間ほど散歩に行きたいと思っても、そんな時間もクリ子にはない。だからと行って、一人で散歩行くには外は寒すぎるし、買い物だって、別に欲しいものがあるわけでもない。そんな時は家で一人でワイン一本抱えてひたすら飲む。

そういうことでしかストレスが発散できないから・・・。別に何が欲しいわけでもない。ただ気分転換がしたいだけと、ちょいと疲れて寂しいだけなのだ。誰かの元気な声を聞きたいだけなのさ。気を遣わなくていい家族に電話して、元気な声が聞きたい。そんな時に限ってほとんどかからない。別になんてことないのよ・・・。自分が何か求めている時にそれがすんなりとコトが進むとそれで人って気持ちがほぐれるのよ・・・・。そんな時に家族が何をやっているのが全然見えないそのことに、やっぱり日本とオーストリアの遠い距離を感じずにはいられない。あ~なんだか寂しいなぁ・・・。疲れたなぁ~・・・。

そんな危険信号が灯っているのをアイツはわかりながらも、今朝家を出る前に、”今日の晩、ロニーがうちの家に来るから、宜しく!!”だと?!なんでやねん!!先週まで毎晩10時半頃しか家に帰ってこられへんかった人が、やっと早く帰ってこれる日に、なんで勝手に人を招待してるねん!それもなんで月曜日の晩、遅くにやねん!!家は汚くてもいい?料理も作らんでいい??うちら二人でなんかするし!ってこんな小さい家に誰か来たら、ほっとくわけにいかへんやん!自分はロニーが来るギリギリまで仕事して帰ってきて、結局準備するんは私やん!!

私はアンタの天使じゃない!私は一人の普通の人間や!知らんからな!私の我慢が途切れて、爆弾が落ちても!!!それも時間の問題ってこと、アンタはわかってるん?!

私のカラーはラズベリー?

人にはその人をイメージするカラーというものがある。赤だったり、ブルーだったり、オレンジだったり・・・。

そしてオーストリア人が私をイメージするカラーと言えば、なぜかラズベリー色。

確かにラズベリー色のブラウスだったり、セーターを持ってるさ。でも他にも色んな色の服を持っているというのに、何故か私がこのラズベリー色を着ると、みんな口を揃えて・・”お~これこそ、アナタの色。似合ってるわぁ~!!”なんて言う。それも決まって、私より年配の人に。

こちらの年配の方の好む色の傾向として、明るい色が多い。ブルーとかの寒色系ではなく、赤や紅色、オレンジなどの暖色系を好む人が多い。だからかもしれないが、何故か私の色はラズベリー。日本での私を知っている人達からすると、私のラズベリー色なんて想像ができないと思う。

みんなの私のイメージ色は、きっと黒や白、紺だったりするんじゃないかな?

ところ変われば、見方も変わるようなので、こちらの人がいうことを素直に受け止めて、ラズベリー色を使った洋服を着ることが増えた私は、今年の冬のバーゲンでラズベリー色のスカートを購入。写真では分からないけれど、イタリア製ということもあって、色の発色がいいのが、気に入っている。