マイナス14度の散歩

今回の旅行の間で、晴天になったのは旅最終日だけ。朝起きると、カーテン越しに空が真っ青に晴れているのが伺える。

こんな日は朝イチのホテルの朝食でベーコンエッグとパンと果物をお腹に詰め込んで、栄養補給をいっぱいして、さぁ~この日を待ってました!と言わんばかりにスキップをしながら山へ向かう。

山は新雪で真っ白。ふっわふわの雪に一番に足跡をつけるのが快感なのよねぇ~。

前日に続き、この日もまたちょいと山をお散歩。標高1300メートルの地点まで車で行き、頂上まで目指すというもの。今回選んだコースは、雪山ということもあり、夏には車でこの道を通るということができる、比較的広めの安定した道。

風一つない晴天で本当に気持ちいいのだが、気のせいか顔が真っ赤に寒さでバリバリに焼けてしまっているような気がする。

歩いていると暑くなってきて、手袋や帽子を脱ぎたくなるけれど、外気はこの時点でマイナスの14度前後。そら、顔もバリバリになりますわい!

でもそんなことも気にならないぐらい、山を歩くのが爽快!なんたってどこを見てもすごく綺麗なんだもん!

空気もめちゃくちゃ綺麗だし、私達以外には誰もいないここはとっても静かで、自然の美しさだけが自分に入ってくる、こんな贅沢なことってない。

頂上まではおよそ一時間半。頂上に近づくにつれて、スキーのゲレンデが見えてくる。そう、ここはスキー場の裏側の山から登り、最後はスキー場にたどりつくというコース。

頂上までたどりついた達成感とここから見える景色に見とれ、頂上にあるフュッテのベランダで、景色を見ながら頂いたお団子スープは格別だった。だけそその後に飲んだホットワインは標高2000メートル近くでは、酔いが早く、最後まで飲めなかったっけ??

だけど本当に素敵な景色と天気に恵まれました!面白かったのは、頂上から下りる時、行きと同じ道を使ったのだが、帰る頃には、行きには一つもついていなかった、動物の足跡がいっぱいついていた。足跡をみながら、これはウサギかな?これは鹿かな??なんて想像するのも、なかなか楽しい~!約8キロのコース。自然を満喫させて頂きました!