久しぶりに晴れた週末、そして一日フリーだった週末。よっしゃ~クリ子~明日は、バカンス気分で朝早くから、ザルツカンマーグートの方へ遊びに行こうよ~!!なんてお願いして楽しみにして寝た。(そして寝ながらも頭の中は湖畔で優雅なお食事や、暑ければ海水浴ならぬ、湖水浴?なんぞを!なんて夢見てた)
そして朝起きて早々、何着ていこうかな?お天気もいいことだし、膝丈のワンピースかなぁ・・なんて想像して、朝一から、パソコンで今日行くところを念入りにプランを立ててるクリ子に聞いてみた。”今日は何着ていけばい?”
返ってきた言葉が”ジーンズ!”それどころか彼は山の地図を見せて、”これどう思う??いいと思わへん?カーブが綺麗で、農牧から山の美しさ、ほんでところどころに湖があって!”と聞いてくる。
ってここどこ??クリ子~。
Steiermark州の湖!片道4時間!
“なんで??ザルツカンマーグートと違ったん?私はあっちに行きたいの!”
“だってあっちやったら、高速のらなあかんやん!高速は平坦で退屈やから嫌や!それに、見える自然が綺麗じゃない!”
“ってもしかしてクリ子~バイクで行くつもりなん?だからジーンズなん??”
“そうやで!こんなツーリング日和な日はないんやから・・・それに、やっと点検に出してた、バイク返ってきたんやから、これ乗らな!”(そう、クリ子の愛車のバイク、ハーレ君が一ヶ月の点検から10000ユーロの代償?と引き換えに返ってきたのだ。)
“ええけど、片道4時間ってそれってクリ子の4時間は5時間やん!ってことは一日に10時間もバイクに乗るん?!そんなん嫌や!”
“そんなことあらへん。帰りは早い道で帰ってくるから!”
いつもなら、Oyumichen、どこ行きたい??君の行きたいところに行こう~!と言ってくれるのだが、今回は珍しく自分から行き先を指定し、そして彼は私に聞くまえから、もう今日はここだと決めていた。
なので、珍しく自分を主張するクリ子に、お供するべく、しくしくバカンス気分じゃない、オシャレどころじゃない、優雅な食事どころではない、スポーツの世界へ~。
あの~これが、ものすごく大変なんです。何せハーレの後ろ座席はシートが固くて小さい。ここに8時間ほど座らされた時には・・もうお尻と内モモが振動で擦れて痛いったりゃありゃしない。でもこれはまた明日・・(すでに話が長くなってしまったので・・・・)
それにしてもクリ子、こんなツーリングはもう勘弁してください。走行距離500Kmの長距離。こんな時は車で行かせてください!(写真はクリ子がアメリカ時代に撮った写真。今はハンドルが気にいらなかったようで、ハンドルだけ別にオプションで違うものに取り替えてあります。)


この街に来たのは実に5年ぶり。車で通りすぎることはあっても、ここに車を止めて、じっくり見るには私達にとってはちょいと小さすぎる街だったから・・・・
だけど改めてこうやってこの街を見てみると、建物が少しイタリア風で面白い。街の歴史は古いらしく、建物自体、西暦1500年から1600年に建てられた建築物が多い。ウィーンではあまり見られない、カラフルな外壁。なんだかこれだけで異国の地に来たみたい。
ウィーンのクラシックな建築も素敵だが、こういう色使いも、人の心を明るくするね。そして何より今回、目にしたのが、こちら・・・
屋根という屋根に自分達で巣をつくり、その上にちょこんと座ってる姿は見て飽きない。そして何よりびっくりしたのが、巣がとっても大きいことだ。そらそうだよね、コウノトリ自体が結構な大きさしてるものね!当たり前のことなのに、何故か異様に納得したのでした。