今年初めてのスイカ

久しぶりに気温が30℃近くまで上がったウィーン。こんな日が近々来るだろうと、クリ子がこっそりスイカを買っておいてくれた。

この最近お疲れな私の為に”ビタミン、ビタミン”と歌を歌いながら、せっせとスイカを切っていってくれる彼を見ると、ワタシャもなかなかいい男と一緒になったではないか!とフムフムと頷いている自分がいる。そのスイカを切っている男がお腹がいっぱいでズボンの前ボタンを前回に開けてたとしてもね!

色がまだそこまで真っ赤ではなかったので、ちょっと疑いつつも食べてみたが、これがめちゃくちゃ甘いではないか!これはいける!!

なんだかおいしいスイカを食べたら一日の疲れもス~って引いていったような気がするよ、クリ子~。ありがとう~!!

新居お披露目パーティー

週末、やっと家の内装工事が済んだ義弟、ベアニーと彼女の新居お披露目パーティーが開催された。

このマンションには私達のお婆ちゃんが、50年以上住んでいたもので、一年ほど前から老人施設で暮らすようになったお婆ちゃんからこの家を引き取って、ベアニーが住む事になったのだ。

50年以上住んでいた上に、80歳を越す高齢のお婆ちゃんが一人で暮らすのには、掃除などの手入れがそこまで行き届いていなかった為、お風呂場にカビが生えていたり、壁がちょいとボロボロになっていたりした為、ベアニーは半年ほどかけて、この家の水回りから、壁、すべての内装工事をやっていたのだ。

そしてやっと家具も全部入り、家族を呼べる環境が整ったので、今回お披露目となった。

お婆ちゃんが住んでいた頃の面影など一つもなく、すべてが新しくなっていた為、お婆ちゃんはこれをみたら、ショックを受けるのではないかとみんなで心配していたが、お婆ちゃんは新しいこの新居を気にいったようで、真っ白の壁はいいねぇ~、部屋が大きくみえるよ!なんて誉めていた。

そしてこのパーティー何がすごいって、食事だ。日本食が好きでたまらないベアニーの彼女、アンジィーが全部一人で、用意してくれたお寿司達。

我が家のなんちゃって握りよりすごいゼ!赤貝にうなぎに白身の刺身、それから太巻きから裏巻き・・・机に乗っからないぐらいの種類の豊富さ。

日本に行ったこともないドイツ人が一人で作ったものとは思えない。

そしてこの日はその他に鉄板焼き。ホタテからエビ、色んな魚介類に、お肉たち、レンコンまであった。これはベアニーの仕事らしく、彼が手際よくどんどん焼いていってくれる。

ワタシャうれし~よ!!この日、仕事があって遅れていったのだが、仕事中にベアニーから電話があったらしく、”Oyumichenは、どんなお寿司が好き?ワサビ入りトビッコなんて彼女からすると邪道やと思うねんけど、それOyumichen食べてみたいかなぁ~?”なんて聞いてくれたらしい。

私がいなければ、絶対、この日のパーティーでお寿司も鉄板焼きもテーブルに並ぶことはなかったろうに、二人の心遣いとあとそれに付き合ってくれたお婆ちゃん、お母さん、お父さんのみんなの優しさがなんだか嬉しかった。

ベアニー、アンジィー、どれも最高に美味しかった。私顔負けだわ。鮮度のいい食材に愛情のこもった巻きたち、そして何よりなんちゃって日本料理じゃなくて、日本で食べるお寿司や鉄板焼きと味が劣らないぐらい美味しかった!ありがとう~!!!!!

今度は私が何かご馳走するね!!

アンズの紅茶漬け

あるパーティーで頂いたアンズの紅茶漬けがあまりにも美味しかったので、その場でお友達に作り方を簡単にきいて帰ってきた私。

じゃあ、早速作ってみようではないか!ってことで先日、聞いたまま作ってみた。って作るってほどでもないぐらい簡単なものなんだけど・・・

用意するものはこの三つだけ。干しアンズ(種なし)、ストレートティー、お砂糖。

説明もいらないぐらい作り方が簡単なんだが、一応ここに載せておきます。

フタがある瓶に干しアンズを入れて、そこに、ティースプーン一杯分ぐらいで作ったストレートティーにお砂糖を大さじ2杯ぐらい入れて混ぜたものを、瓶の中に注ぐ。

そして半日から一日置いといたらできあがり。これは、紅茶を注ぎいれた直後のアンズ。これが半日もすると、紅茶を吸い込んで、ふっくらしてくる。(一日寝かしたアンズはブログの一枚目の写真)

もしご興味のある方は是非作ってみてください。干しアンズはできるだけ、色の綺麗なものを選ばれるといいと思います。今回私が買ったのは有機のものだったのだが、干しアンズ自体が、かなり干し柿に似たぐらい茶色くなっていたものだったので、できあがりも、ちょっと茶色めだったかな?

あと甘さは干しアンズの糖度によって変わるので、適当に分量を増やしたり、減らしたりしてください。あと、紅茶にラム酒とかブランディーとか香りづけに入れてもいいかも。

このアンズ、ちょっと疲れた時なんかに持って来い。甘すぎなく、ストレートティーのお陰でスッキリしたあと味で、食べた後に、喉がかわいたりしないのが、私は何より嬉しい。(甘いものを食べると、口の中がモショモショして、その後、何か飲みたくなるのだ)