久しぶりの独身生活?!

今日は一人での夕食。こんな日の晩はクリ子が食べられないものを・・・

ってな訳で今日は先日クリ子が買っておいてくれたエビで、ちょっとイタリアンを作ってみた。

せわたを取ったエビをまず開き、それをオリーブ油とニンニク、唐辛子で香りを出したフライパンに入れて、一緒に炒めて、その後、ブランデーと西洋パセリと塩、胡椒をちょいと振りかけた簡単なもの。

とってもシンプルな料理なのだが、ブランデーで香りづけしているので、エビの臭みも取れ、それでいてあっさりしているのに夏には持ってこい。これにはキンキンに冷えた白ワインを。ワタシャこれからちょいと飲ませて頂くよ!

何も考えず、自分の食べたいものを食べたい時間に食べられるっていうのはいいねぇ~。クリ子すまんよ~私は一足お先に一杯やらせてもらってるよ!君は今頃、飛行機で飛んでるころなのにね?!

そう、クリ子は出張で、仕事を終えてから、そのまま夜の便でドイツへ飛んで行った。数日は戻ってこないらしい。夜の10時過ぎにデュッセルドルフの空港に着き、その後レンタカーで高速を走ってホテルに着くのは日にちが変わるか変わらないかの真夜中。お疲れ様です。

そんなクリ子が何を思ったから、週末こんなプレゼント?を置いていってくれた。2Kgもあるこのお肉。土曜日に彼一人でスーパーに行った時に、ローストビーフ用のお肉が売ってたそうな。そこで”僕,このお肉でローストビーフを焼きたい~!!”といつものことながら、また意欲が湧いたらしい。

そしてその日の晩、ローストビーフの作り方をインターネットで調べ上げた後、彼は調理にかかった。下ごしらえをし、低温のオーブンで焼くこと約4時間。焼きあがった頃にはとっくに日付けも変わっていた。

その頃にはもう眠りに半分ついていた私は次の日、朝シャワーにかかっている間に突然扉が開き、ローストビーフの出来をきくことになる。

Oyumiche~n,ローストビーフ切ってみたらな、ローストビーフ用のお肉のくせに、中に脂肪の塊があってん・・・”と残念そうに報告してくれる。

あの~そんなことはわざわざお風呂場に入ってきて報告しなくても、私がシャワーから上がってからでもいいのではないんでしょうか?クリ子さん??

ってちょっと待てよ!あんなにローストビーフを作ることに精を出してたのに、出来上がりを昨日食べなかったんですか?アナタ??作ることに満足して、出来上がったらそのまま、寝に行ったんですか?

そんな、クリ子は次の日の朝、私がシャワーに入っている間に何故かローストビーフの出来を写真に収めて、出張に出かけた。っておい、この2Kgのお肉の塊、私一人でどうしろ!というんですかぁ・・・これから毎日一人でこのお肉を食べたとしても、一向になくならそう・・・。クリ子さん、アナタは一体私を何にしたいんですか?モウ~モウなく牛ですか???

さぁ~そろそろ明日も早いことだし、今日は早めに寝たいところだけど、やっぱりクリ子がホテルに無事に着くまでは心配なので、彼の電話があるまでは起きていようと思うのだが、それまで私自身が持つか持たないか??いや、持たせますとも。どんな夫を持とうと私は彼の妻ですものってね!(なんだか、そこに笑い声が聞こえるのは私だけかな?)