先日、久しぶりにベトナム料理が食べたくなったのでサイゴンに行ってきた。ここに来るのは実に1年ぶり。本格的なベトナム料理が食べられるウィーンでは数少ないレストランだ。
ベトナム料理って、お野菜たっぷりでそして魚介類のエキスがいっぱいで入っていて、その上、さっぱりしていて胃にもたれない、私達には持って来いの料理だ。
この日はまず前菜に揚げ春巻き。皮の中には挽肉、豚の細切りに椎茸、たけのこ、春雨などなどが入っているのだが、これも一度、具だけ炒める時にいいお出汁を隠し味に入れてあるのがわかる、奥深い一品。
そしてその後は、魚のすり身のスープ。魚のすり身はどってことないのだが、このスープがやっぱり美味しい。何から出汁を取っているのだろうか?そしてここに、ガーリックをこんがり揚げたものがアクセントに入っているのが、なんとも新鮮で美味しかった。
それと真空菜の炒めもの。これが好きなんだぁ~。これを求めてここにやって来たといってもいい一品だったのだが、残念ながら今回は真空菜が育ちすぎて硬くなっていた上にちょっと味が濃かったかな?
そしてクリ子が選んだ2品から一品目が肉のカリーココナッツスープ、麺入り。やっぱりまたもやこのスープが最高に美味しい。辛すぎず、素材のよさ、出汁の美味しさを活かした一品。そして麺はやっぱりグラスヌーデル。だから胃がもたれることもなく、すんなりと食べられる。
そしてもう一品。出た!クリ子の大好物!!焼きそば!今回はこれまた彼の好きないろんなお肉が入った焼きそば。お肉の焼きそばだったのが、それでもチンゲン菜、ブロッコリー、たけのこ、モヤシなどなど、いっぱいのお野菜が入っていて私も楽しめた一品。
真空菜を除いては、どれもとても満足のいく料理で、二人で食べ過ぎか?と思ったのだが、油っけが少なく野菜がふんだんに使ってあるのと、あと香草が沢山入っているので、胸焼けすることもなく、それどころか、5時間後にはちゃんとお腹がすいていたのにはビックリ。
これから暑くなる時期にもここの食事は箸が進みそうだ。クリ子また連れてってね!

そんな義兄もようやく落ちついてきて、お母さんの家の片付けを始めた。そしたら、こんな掛け軸が出来てきたらしい。これをお母さんが大切にしていたみたいで、彼はどうしてもここに何と書かれているのか知りたいと言う。でも残念ながら、私には習字の才能は無い為、これがなんと書かれているものか全然わからない。
それ、なかなかいいかも?って思う絵だけでウン十万という値がつき、欲しいと思う絵画になれば大抵最低30万ほどはしている。そんなの買えませ~ん!そんなの買うぐらいなら、他にもっと我が家には必要なものがあります!と毎回、断念してきた。
絵なんていうのは出会いだから、これ、欲しいと思った時に買わなくちゃ買えないもんだよ~なんて誰かに教えてもらったっけ?現実、新しい家なんかを購入した時には、絵に手を出す経済的余裕なんてないもんね。