新居お披露目パーティー

週末、やっと家の内装工事が済んだ義弟、ベアニーと彼女の新居お披露目パーティーが開催された。

このマンションには私達のお婆ちゃんが、50年以上住んでいたもので、一年ほど前から老人施設で暮らすようになったお婆ちゃんからこの家を引き取って、ベアニーが住む事になったのだ。

50年以上住んでいた上に、80歳を越す高齢のお婆ちゃんが一人で暮らすのには、掃除などの手入れがそこまで行き届いていなかった為、お風呂場にカビが生えていたり、壁がちょいとボロボロになっていたりした為、ベアニーは半年ほどかけて、この家の水回りから、壁、すべての内装工事をやっていたのだ。

そしてやっと家具も全部入り、家族を呼べる環境が整ったので、今回お披露目となった。

お婆ちゃんが住んでいた頃の面影など一つもなく、すべてが新しくなっていた為、お婆ちゃんはこれをみたら、ショックを受けるのではないかとみんなで心配していたが、お婆ちゃんは新しいこの新居を気にいったようで、真っ白の壁はいいねぇ~、部屋が大きくみえるよ!なんて誉めていた。

そしてこのパーティー何がすごいって、食事だ。日本食が好きでたまらないベアニーの彼女、アンジィーが全部一人で、用意してくれたお寿司達。

我が家のなんちゃって握りよりすごいゼ!赤貝にうなぎに白身の刺身、それから太巻きから裏巻き・・・机に乗っからないぐらいの種類の豊富さ。

日本に行ったこともないドイツ人が一人で作ったものとは思えない。

そしてこの日はその他に鉄板焼き。ホタテからエビ、色んな魚介類に、お肉たち、レンコンまであった。これはベアニーの仕事らしく、彼が手際よくどんどん焼いていってくれる。

ワタシャうれし~よ!!この日、仕事があって遅れていったのだが、仕事中にベアニーから電話があったらしく、”Oyumichenは、どんなお寿司が好き?ワサビ入りトビッコなんて彼女からすると邪道やと思うねんけど、それOyumichen食べてみたいかなぁ~?”なんて聞いてくれたらしい。

私がいなければ、絶対、この日のパーティーでお寿司も鉄板焼きもテーブルに並ぶことはなかったろうに、二人の心遣いとあとそれに付き合ってくれたお婆ちゃん、お母さん、お父さんのみんなの優しさがなんだか嬉しかった。

ベアニー、アンジィー、どれも最高に美味しかった。私顔負けだわ。鮮度のいい食材に愛情のこもった巻きたち、そして何よりなんちゃって日本料理じゃなくて、日本で食べるお寿司や鉄板焼きと味が劣らないぐらい美味しかった!ありがとう~!!!!!

今度は私が何かご馳走するね!!