3回目の結婚記念日

3年前の5月26日、私達はシェーンブルン宮殿で皆さんの前で、夫婦になることを誓った。いろんな希望と不安を抱えて・・・・

そうです!なんだかんだとありましたが、今年も仲良く結婚3周年をクリ子と二人で祝うことができました。

この日は二人とも帰りが夜の9時前だったので、簡単にお祝いを。シャンパンは先日、ブルゲンランド州で買ってきたJurisのものを。ちなみにこのシャンパングラスは結婚祝いにお友達からプレゼントして頂いた、リーデルのもの。

って本当はシャンパンだけでお祝いをしようと思っていたのだが、クリ子が”お腹がすいた~”と嘆くもので、冷蔵庫の中にあるもので、簡単にシャンパンにあうお料理を作りました。まずはトマトのブルスケッタ。この日は暑かったので、冷えたトマトとパセリをオリーブオイルで合えたものがすごく美味しく感じた。

そしてメインはお腹がすいた~とわめく狼の為に、ステーキにマッシュルームを焼いたものに、香草をふんだんにちらばめ、そこにサラリと上質なオリーブオイルをひとふりしたもの。

あとはデザートにアイスとフルーツを・・・とっても簡単な料理だったけれど、二人で一緒に作ったものは美味しかった。

クリ子~これからも色々なことがあると思うけれど、二人で乗り越えていこうね。だって私達は一つのチームなんだから!(クリ子は、僕らはいつも一つのチーム。だから一人でできないことも、二人でやれば必ず成し遂げられるさ!というのが口癖)

60歳のお誕生日パーティー

ヒゲが真っ白で、日本人からするとハイジのお爺さんを思い出させるような風貌のクリ子のお父さんだが、実はまだそんなに歳をいっていない。

実はこのお父さん、つい最近、60歳になりました。私の父の60歳のお誕生日に、クリ子が還暦にとエスプレッソマシーンをプレゼントしたことのは当の昔。そう思うとクリ子のお父さんはまだ若いんだなぁ~なんて私なんかは思ってしまう。

こちらでは切りのいい数、20歳や30歳、40歳に50歳・・のお誕生日を盛大に祝う習慣がある。そんな切りのいい数な上に還暦を迎えたお父さんを祝おうと昨日、お父さんの子供達とその嫁や婿、彼女達のパーティーが催された。

この日の数週間前から、クリ子の母から”Oyumiche~n,どんなパーティーにしたらいいと思う?どこで食事したらいいと思う?”などと相談を受けていた。彼女の希望は、あまり派手にしず、みんなで賑やかに実家の近くの山に散歩に行き、その後、どこか外で軽いお食事が食べられる和やかなアットホームパーティーにしたいとのことだった。

じゃあ~ってな訳でベジタリアンがいるクリ子の家族でも食べる物が適当に見つかって、クリ子の実家から近いところというのをキーワードに私達二人がいつも行っているホイリゲを紹介した。

風邪でダウンしているお母さんのことを考え、散歩は中止になってしまったが、みんな楽しそうに時間を過ごし、何よりお父さんが嬉しそうだった。このお父さん、どんな贅沢な物や時間があったとしても、何より、子供達と過ごす時間が一番幸せ~と口に出してはっきり言えるぐらい子供達と一緒に過ごす時間が大切で宝物なお父さん。そんなお父さんにとってはみんながこんな風に集まってくれたということが一番のお誕生日プレゼントなのかもしれない。

こんな嬉しそうなお父さんをみると、その前に風邪でダウンしてしまったお母さんに代わり、急遽、長男であるクリ子、そしてその嫁である私が、二人でこの日を盛り上げる為に色んな演出を用意したことも、大変だったけど、これが喜びに変わる一瞬だった。それにこれでクリ子の顔も立てることができたし、終わりよければすべてよし!!

お父さん~お誕生日おめでとう~!!今年は定年になるけれど、第二の人生を楽しんでね!!いつも優しく朗らかなお父さん、大好きだよ~!!

結婚記念日ディナー

本当は今週の火曜日が私達の3回目の結婚記念日なのだが、その日は二人共ちょいと忙しそうなので、ちょっと前倒しにして今週末にクリ子と二人で結婚3周年記念のディナーをレストランで頂いてきた。

このレストラン、よくしてもらっているお友達から教えてもらったのだが、お料理のクオリティーが安定しているのと、出てくるお料理にハっとさせられる発見が見られるそんな素敵なレストラン。その上、このお料理でこの値段?って思わせるぐらいのリーズナブルさ。

今回もシェフオススメのコースメニューを頼んだのだが、ここのコースメニューは全部で13種類のお料理が出てくる。それもすべてがほんのちょっとずつ。だから最後まで楽しんでお料理を楽しめる。そしてお食事に合わせて、頼めば毎回、違うワインを出してくださる。そんな私達はまず食前酒として、ブルゲンランド州のロゼシャンパンで乾杯。

この日は暑かったこともあり、レストランに隣接するお庭の方でお食事を頂いた。まずは今が旬のホワイトアスパラにこれまた今咲いているフォルンダーという食べることのできる花とクレソンのさっぱりした前菜から。それと手前から、イエローキャビアとクリーム仕立てのパテ、クリームチーズと香草のパテ、ベーコンとパプリカのマリネ。これにはさっぱり目の軽い白ワイン。

そして前菜を堪能した後は、自家製の3種のパスタが入ったスープとエスカルゴと菫のクリーム添え。まさかウィーンでエスカルゴが食べられるなんて思っていなかったので、これにはビックリ。そしてこちらにはちょっと香り高いワインを。

お腹がちょっと落ち着いてきたところでお魚料理、2品。まずはマスを燻製にしたものに、香草と豆を炒って香り付けしたもの。これがコーヒーを思わせるような香り付けが、なんとも意外なんだけど、美味しくって新たな発見。

もう一品はシャケを天ぷらのようにカリっと軽めに揚げたものに、レモンとキュウリのマリネで頂く一品。これには、重めの癖のある白ワインを合わせて頂いた。

そしてここからがお肉料理。一品目がラム肉とオーストリア郷土料理のお団子のさくらんぼの赤ワインソースがけ。

もう一品が中華風牛肉のオイスターソースがけ。お肉と共に、ここからは赤ワインに。この時点ではSuedsteiermark州の赤ワインを出して頂いた。

そしてデザートは3種。右からチェリーのパイ生地包み、チョコムース、プラムのケーキ。ここのお料理の何が良いって、すべてが軽めなのだ。このデザートも甘さ控えめで、そろそろお腹がいっぱいになってきても、サラリと食べられるそんなデザート。これには白のデザートワインと一緒に。

7時半に予約を入れていて、全部のお食事を食べ終わったのが、10時過ぎだったから、全部のコース料理を食べ終わるまでは大体2時間半ぐらい。この日は週末だったこともあり、ゆっくりとお料理が運ばれてきたが、前回行った時は平日だったこともあり、およそ2時間弱ですべてのお料理が出終わっていた。ここらへんもここのレストラン側のお客さんに対する配慮なんだろう。

レストランのお部屋で頂く時とお庭で頂くのでも食器などがちゃんと換えてあり、レストラン内で頂く時はエレガントな演出。そしてお庭で頂く時はリゾート地にきたかのような開放的なリラックスした雰囲気に演出してあるところも憎い。

何より、私達にとって嬉しいのは、こんなに飲んで食べて、コースメニューが一人当たり、30ユーロ、お酒が20ユーロぐらいという、まとめても一人当たり7000円弱で満足のいくお料理とお酒、演出が楽しめることだ。

この後は、二人でふらり~とほろ酔い加減で歩きながら家に帰ってきたのでありました。来年もこうやって二人でゆったりとした時間が楽しめるといいね、クリ子~。