Zwettel

Zwettel・・・何故、クリ子が嵐のFreistadtの後にこの街を選んだのかは知らないし、聞きもしない。それが私達のルールなのだ。彼がここかここかどっちがいい?と聞いてきたらその街について聞いてみたりするが、それでない限り彼がここと決めたら何も言わずにオーケー!と返事をすることにしている。

IMG_7947.jpgその街がどんなところか、何があるかは行ってから自分で目で確かめればいいことだし、行く前にとやかく色んなことを聞かれるときっと男として嫌だろうと私の推測により、いつも彼が選択肢を私に与えない時は彼に素直に従うことにしている。

IMG_7946.jpgそして何の知識なしにその街にいきなり身を投げ出してみるのも楽しいものである。何の知識も先入観もなしに何も知らされずその街に行くと自分なりの感じ方、そして想像が広がる。これって大切なことなのよね。今や情報が飛び交う世の中、何も知らずにあるところに飛び込んで自分の感覚と知識でその今いる状況を判断するって。

IMG_7943.jpgたとえばこの街、家の造りをみて自分なりにどれぐらい昔に出来た街か想像してみる。建物の建て方のスタイル、そして色使いなど色んなところからその時代のことが想像できる。その時代が想像できるのには有る適度、建築物やその時代にあった時代背景などが頭に入っているからであり、それと照らし合わせてきっとこれぐらいの建築物だろうと想像する。そういう建物がその街に多いということはそれが、この街が作られた、それか何かの事情によって再建されたものだと想像できる。そして後になってこの街が自分が思っていたより100年、200年と違ったリするとホッホ~とどこか好奇心がますます沸いてくる。

IMG_7945.jpgあのね、この街にはね、フランスのストラスブールで見たような屋根の上に小さい窓がいろんなところにあったのよ。そしてこのレストランなんかはチェコのクルムロフでみたような建物の表向きだけ立派に建ててあって、実は後ろはタダの小さい家だったりね。ヨーロッパって大きいようで小さくて、昔は時代背景によって色んな国に色んな国が占領されていたりするからその時に入ってきた文化や外国の歴史、技術が色んな国で見ることができるのよね。

ちょっとしたオーストリアの小さい目立たない村を見ていても、この村の歴史背景がこの街並みから会話見られてとっても楽しい。

おまけ・・・実は今週の月曜日にオーストリアの国営テレビ、ORFの番組に例の撮影された映像が放映されていたそうな。テレビ局の人からは放映される前にご連絡差し上げます~!ってな感じだったのに、全然連絡が来ないからきっとUEFAカップに持っていかれたな!なんて思っていたら、いやいや知らん間に放映されていたそうな。当の番組の収録に関わった4人は感心も薄れ、誰一人としてその自分達の映像が映し出された番組を見てないし、録画もしていない。ただ色んな人からテレビに出ていたでしょう・・・と言われるとちょっとぎこちない気分になる。だって自分達はその映像みてないだもん。一体どういう風に放映されたのか興味があるけれどそれは後の祭り。知っている人があまり見ていないことを祈るしかない。

修道院 in Zwettl

週末にドライブで行ったFreistadt. だけど生憎雷と雨に見舞われ、その後そこを去らなくてはいけなかった私達が次に行ったところが、Freistadtの街から車で30分ほどのところにあるZwettel。この名を聞いて、ピンとくる人はオーストリアに通な人だろう・・・

IMG_7957.jpgそう、この街の名が何故知られているかと言えばやっぱりビールの銘柄からきているからだろう・・・オーストリアビールは世界ではあまり有名ではないが、ドイツビールに劣らないぐらいおいしいビールが沢山ある。その一つがZwettel。だけど今日はビールの街、Zwettelではなく、もう一つここの街の目玉でもある修道院に焦点を当ててみよう・・・

IMG_7955.jpgこの修道院は今からおよそ900年前にあたる1138年に建てられた。修道院の敷地内を全部を見て回ろうとするとかなり大変なぐらいの大きい敷地面積だ。

IMG_7952.jpgここの修道院にある図書館とパイプオルガンは必見。といっても両方とも私達自身は開館時間に訪れられなかったので、残念ながら見れなかったのだが、写真と歴史を見ていると是非、今度この2つを見にここを訪れたいと思う。

IMG_7951.jpgこの修道院はZwettelの街からちょっと行ったところの山の上にある、修道院を中心にした村にあるのだが、とっても静かで落ち着いていて、それでいてどこかハイセンスで洗練されている。

IMG_7961.jpgオーストリア自体の国土としては北海道ぐらいの規模しかないのだが、オーストリアという国を知ると知るほどこの国には奥深いものがある。この日、またオーストリアの新たな一面を見たような気がする・・・・・

おまけ・・・今日、初コメントをして下さった青森のぷりん様、申し訳ございませんでした。自分がコメントした文を先ほど改めて読み直してみて、大きな失態をしていたことに気づきました。何度が文を訂正しているうちに青森のぷりんさんのお名前が呼び捨てになっていたことに気づきませんでした。どうか私の失態にお気を悪くなさらないで下さい。恥ずかしい限りです。コメント欄の方は気づいた後、すぐに訂正をさせて頂きましたので、こんな私ですが今後ともよろしくお願い致します。

極める男!

先週の土曜日、クリ子が何やら私に内緒の物をお店で探している。だけど結局そのお店ではみつからなかったみたいなので、そのお店では一週間の食料などを買い込んで用事を済ませて私達は車で自宅へ向かっていたと思ったら車を急転換させたクリ子。

IMG_7967.JPGクリ子~どこ行くん?私らこの後用事あるから早く家帰りたいねんけど・・・え?!ウ?!5分ぐらいで終わる用事やから・・って向かった先は日曜大工や家電などが揃っている大型店。ここで何を探すのかと思いきや、この前パリで食べてきたプディングをフランベするバーナーが欲しかったそうな。

そんなん別にいらん。ライターとかで燃やせばいいやん!と言ったが彼はこの妥協が許せないらしい。折角作るなら完璧に作りたいらしく、フランス旅行以来プディング用の耐熱カップをWMFでいっぱい買ってきたと思いきや、今度はフランベ用のバーナーらしい。

IMG_7965.JPGほんまそんなもんいらんって~という私に対して、ほらこんなに安い・・・たったのこんなけしか値段しいひんのやから買ってもいいやん~!と言うクリ子。でも結局レジにならんで精算してみるとえらい金額がついている。思わず定員さんにレシート下さい!と言って確認をしてしまった。クリ子は一番安いのを手に取ったつもりだが結局、買ったのは一番値のはった高いものだった。クリ子~あんた~たったのこんなけしかしいひんから買ってもいいやろ~っていいながら、なんでここにあるもんのなかで一番高い値のつくもん手に取ってるんよ~!!言っても後の祭り。これでおいしいデザートができると思ったら目をつぶって~!ってなクリ子。

IMG_7969.JPGまあ勝手にするがよい。お客がきた時にはデザート係はクリ子に任せた!アナタの得意な18番のデザートとなるまでまぁ極めてくださいな!

プディング以外の写真はこの時のお料理。西洋タラのカレーと香草のマリネした魚のグリルにエビのグリル。そしてマッシュルームに西洋パセリの炒めもの。そしてサラダ。何せこの後、仕事だからね・・あんまり食べ過ぎるわけにはいかんのよ。腹八分目にね。ってこの後クリ子手作りのデザートが2品。プディングにナッツのパイ。これじゃお腹いっぱいになり過ぎて仕事できないって??