雨がちょっと夕方に降ろうと気温が下がらないウィーン。クーラーが無い世界で毎日32度を越す真夏日は正直しんどい。毎日こんな日が続くとちょっと料理で火を使っただけでも暑い。
ほとんど一日の半分、それも一番暑い時間に移動する私にとってこの暑さはしんどい。毎日仕事が終わって7時ごろに帰ってくる道中、今日の晩御飯は何にしようかなぁ~火を使わなくてもいいもの・・う~ん、日本料理では思い出すんだけど、これ一品じゃ形にならんしなぁ~クリ子も納得いかんしなぁ~。この最近こんなことを考えてばっかり。
昨日はそれでも暑い時には暑いものを!ってことでカレーを作り、今日は鶏の照り焼きにサラダ、そしてベーコンとピーマンの炒め物を作った。だけど暑いんだよ。夜の10時過ぎぐらいしか気温が下がらないこの最近のウィーンでは日中窓を開けても外気の方が気温が高いので開けられないし、料理を作っていても窓締めっきりで扇風機一つで料理を作る。
こんな日が何日も続くと食べる意欲も大好きなお酒を飲むことも大好きな外食も何もかも嫌になってしまう。これって所謂、夏バテ??て思いつつもそうは認めたくない自分がいる。
また明日も料理に悩まされるのか?そして暑さでやられてしまってくたばってる私のもとへやってくる元気なクリ子。だってクリ子の会社はハイテクで全室にクーラーがガンガンにかかってるんだもんね。晩に仕事から帰ってきた二人の対照的なこと。あ~早く日本に帰りたい。クーラーある世界。火をつかなくてもおいしい物がいっぱい食べられる日本。
だけど今日、ニュースで読んだ。ちょうど私達が日本に帰る日から日本では漁業連盟が漁に出ないことを。石油の値段が高騰して、漁に出ると出るほど赤字らしい。それなのに消費者に対する魚やイカの値段が上がらないことに関しての不満、魚介類の値段を上げることへの消費者への理解、そして政府への魚介類の価格値上げを求めたストを起こすらしい。漁師さんの気持ち、そして消費者の気持ち両方の気持ちがよく分かるけれど短期日本滞在の私にとってこれは辛い。ず~と待って待って待ち焦がれてウィーンで我慢して肉食を食べ、我慢できなかったらまずい冷凍の魚を食べている私にとって日本に帰れば新鮮な魚がいっぱい食べられると夢みていたのに・・なんでちょうど私が日本に帰る日から漁をやめちゃうの??仕方ないとは言えども運がが悪いっちゃありゃしない!!そんなに私の行いって悪い?!