オペラ・ガルニエ

ウィーンのオペラ座とは比べ物にならないぐらい華やかなパリのオペラ座。一度見てみたかったのよ~って言っても今回の旅ではバレエを観賞する時間の余裕がなかったので、昼間にオペラ座の中の見学に行ってきた。

IMG_7826.jpgパリ・ガルニエはナポレオン3世の決定により作られたパリで13番目に建てられたオペラの為の劇場である。

IMG_7833.jpgこのオペラ座の名前からもわかるようにこのパリ・ガルニエのガルニエとはここを建築した建築家の名前だ。彼は当時、無名の建築家でこのオペラ座を建てるに当たって行われたコンクールによって選ばれた35歳の若者だった。

IMG_7828.jpgこのオペラ座の中でも最も知られている場所の一つである、大階段は様様な色の大理石から造られていてよく見ていくと楽しい。

IMG_7829.jpgこの階段自身が劇場の一つで舞台の役割を果たしている。ここに招待されたドレスで着飾った当時の貴婦人達が行き交う、社交界の劇場だったのだ。

IMG_7843.jpg15年かけて造られたこのオペラ座。どこからみても大変素晴らしく、華やか。だけど一見、見方を変えると色彩や装飾がすごく派手でやりすぎにも見えるのがこの時期パリに建てられた建物に共通するところ。

IMG_7841.jpgだけどホールの中に入ってみるとその華やかさが一瞬に消え、しっとりした雰囲気になっている。これはきっと建築物そのものに観客の目を引かすのではなく、本来の目的であるオペラに集中させる為にあえて落ち着かせた雰囲気にしてあるのではないかと私は思うのだが真相のほどはいかに?

IMG_7838.jpg天井画はシャガールによって描かれたもの。ここにフランス人の心意気がみられる。

IMG_7840.jpgちょっとしたところまで細工がしてあり、その曲線が綺麗であったり洒落ていたりするのはさすがフランス人。オペラの為に建てられた劇場なのだから、毎日オペラが上演されているのかと思いきや、1989年にオペラ・バスティーユが出来てからはここオペラ・ガルニエでは主にバレエが上演されている。

今度ゆっくりパリを訪ねた際は、是非ともここでバレエを観てみたいものだ。

2回目の結婚記念日

2年前の今日、5月26日に私達は結婚をした。そう、今日はクリ子との2年目の結婚記念日。だけど月曜日ってこともありゆっくり二人で夕食をして祝うことができなさそうだったので、昨日二人でひそやかに2回目の結婚記念日を家で祝った。

IMG_7868.JPG私としてはお祝いの日は雰囲気のあるレストランでお食事をしたいのだが、クリ子にとっては家で手作りの料理を食べるのが一番のご馳走だと思っている。そんなクリ子の気持ちを汲み、この日も家で簡単な料理を作って二人で祝った。

IMG_7846.JPGまずはエビと色んなハーブのサラダ。今日は特別ってことでちょっと値が張る一番大きいエビを買ったのだが、大して大きくなかったが味は美味しかった。

IMG_7859.JPGあまりお腹がこの日空いていなかったこともあり、ちょっと軽めの2品目。豚肉のタリアータ。これはイタリアのトスカーナ料理。本当は牛肉で作るのだが、軽めにしたかったのでちょっと質のいい豚肉で代用。ルッコラとパルメザンチーズがアクセントかな。

IMG_7867.JPGそして夏向けのパスタ、トマトの冷製パスタ。フレッシュなトマトと西洋パセリで。

IMG_7873.JPGそしてここからがクリ子の出番。甘いデザートはクリ子にとってお手のもの。まずはバリでよく食べたCreme Brulee. クリ子が一から2時間ほどかけて作りました。

IMG_7876.JPGそして余った卵白でもう一つ。ここがクリ子らしい。チョコレートのBusserl.

IMG_7872.JPGそれには泡立てた牛乳たっぶりのコーヒーを。

Hochzeit087.jpg二人三脚で作った今回の結婚記念日メニュー。このお料理と同じく、私達は二人三脚でこの2年、共に生活をしてきた。結婚してからの方が彼と結婚してよかった。彼でなくては私の相手は務まらない。私にとってクリ子は年月を重ねる毎にかけがいのない存在になってきている。こうやって思えることにすごく幸せを感じる。

クリ子さん、これからも二人で手を取り合って、楽しい時も辛い時も一緒に乗り越えて行こうね。これからも私のこと、宜しくお願いします。

シャンゼリゼ通り

パリのもう一つの代名詞、シャンゼリゼ通り。あのですねぇ~私はどこかもう少し洒落た通りだと思っていた。だけどこりゃただのブティック街だわ。

IMG_7768.jpg車の通りは半端じゃないぐらい多いし、人だらけだし、有名ブランドにあまり興味がない私達にとってはちょっと歩いただけでもういい・・って感じだったかな。それよりもむしろそこからの小道などにあるレストランや小さいブティックに興味があったかな。

IMG_7818.jpgだけどこうやってパリの風景を写真に撮ってみると実際、自分達がこの目でみた風景より雰囲気がよくでるのは気のせいか?これがパリの凄さなのかもしれない。自分達が自分達の目で見たより、素晴らしい風景が写真に自然と残るってこれ、すごいことよ。これはコンコルド広場から見たシャンゼリゼ通り。

IMG_7771.jpgシャンゼリゼ通りに行ったら折角だから凱旋門も見ておこうってことになった。この門は名前の通りフランス軍が戦いに勝って、将軍や軍隊が凱旋した門。ナポレオンの命で建てられた門だが、結局彼が生きている間には完成しなかった。ここにはナポレオンの軍隊の勝利への道のりが刻まれている。

IMG_7786.jpgナポレオンは流刑の地セント・ヘレナ島で亡くなったが彼の遺体はこの凱旋門を通ってここアンヴィリッドに眠りについた。