２，３日ぐずぐずした天気が続いていたウィーンだが今日は久しぶりに一日中小春日和だった。一年を通して一日中青空という天候が少ないウィーンでは今日みたいにそよ風が吹く爽やかな日は心が爽快になる。
だけどこれはこれで問題もあるんだけどね。例えばお天気がよいとこの時期出されるカフェテラスには昼間っからビールやワインを飲みながら楽しんでいる人を目にする。それを横目に仕事にいかなくちゃいけない辛さとかさ、路面電車の座席に直射日光が注ぐと絨毯みたいな布張りの座席が異様に温かい上に、電車の中はムンムン、顔は直射日光で火照るし、顔が黒くなりそうだしさ・・・
だけどそれでも春はやっぱり心地よい。これからもしばらくこんな天気が続いてくれるといいんだけど・・・そんな春の陽気な日の晩クリ子と仕事の後、一緒に帰ってきたらあの甘いキャラのクリ子が私が着替えていると耳もとで何かセクシーに囁いているではないか！あまりにもそれがセクシーすぎる上、小さい声だったので一回では聞き取れなかった。もう一度、聞いてみるとさて・・それは・・・・・・
こうだった。”ふ～う・・・（これセクシーなため息みたいな音）世界中で一番素敵な女性～僕に昨日みたいに何か素晴らしいご飯作ってくれないかな～とびっきりの愛情いり日本料理がいいんだけどなぁ～それも焼きそば・・・・・”
おいよ～こいつもなかなかやるな～今までこんな顔を近づけて耳元でセクシーに私に喋りかけたことないのに、それが晩御飯の請求とはさ！って、あんたそんなセクシーな行動できたんや～って方に驚いた私でした。もちろん、リクエストの焼そばをその後作ったのは言うまでもない。その間、奴はパソコンで遊んでいた。だけど、昨日のような美味しい料理イコール焼きそば。とびっきり愛情のこもった料理イコール焼きそばってのも寂しいが・・クリ子の好物なのだから仕方ないと思って目をつぶるしかないのか？だけど腑に落ちない。