ザンクト・ギルゲンのクリスマス市

クリスマスまであと一週間・・・母ちゃん、かなり焦ってます。11月半ばからずっとバタバタしていてクリスマスっていう気持ちの余裕もなかったのもそうですが、チビが一週間近く風邪でダウンしてしまった為、母ちゃん外に出られず何もクリスマスの用意できてません。クリスマスが一年で一番大切な行事な西ヨーロッパ。家族や親戚のプレゼントにお料理・・・あ~今週末に賭けます!!

さて旅の2日目、チビの熱もほぼ下がったので、ちょいとザンクト・ギルゲンまで足を運んでクリスマス市を見てきました。

ここの日が暮れてからのクリスマス市も素敵でよく訪れるんですが、昼間に行くとなんだかロマンチックさに欠ける。(笑)でもチビの体調のことを考えると昼間にサクッとクリスマス市に行って後は部屋でゆっくりするのが得策だったんで、仕方なく昼間に・・・。

でもやっぱり本調子でないチビ・・・・ぐずる・・・・。なので結局クリスマス市を見たのはたったの15分。こればっかりは仕方がありません。

後は宿泊先に戻って、ゆっくりと。そうそう一日目はザンクトニコラウスの日だったので、泊まっている街にもニコラウスがやってくるというので、散歩がてら見にいったのですが、なんと船に乗って、ハルシュタットからニコラウスとクランプスがやってきました。そして子供たちにお菓子の袋をプレゼントしてくれたのですが、間近でニコラウスを見たチビは、一瞬固まってその後泣いてしまいました。この顔をドアップでみたら、そら怖いかも?!

またしてもザルツカンマーグート

また更新をずいぶん怠ってしまいました。実はチビが一週間近く体調を崩していて、5日ほど高熱が続き、週末は座薬を入れても熱がドンドンあがり夜中に緊急病院にお世話になる事態で一時は本当に心配しましたが、お陰さまで昨日にはほぼ熱も下がり、今日からやっと幼稚園も再開できるようになりました。このまま良くなってくれることを願うばかりですが、油断はできない今はそんな状態です。

さて12月1週目の週末は二泊三日でまたザルツカンマーグートに旅に行ってきました。・・・というのも前回の旅はクリ子が病気で思うように旅を満喫できなかったので、リベンジということで、クリ子が一ヶ月ほど前から計画を立ててたんです。

今回の行き先はハルシュタット。私達が行った週末に2日だけこの街でクリスマス市が開かれてるので、それ目当てに行ってきました。とってもこじんまりした地元のクリスマス市なんですが、温かみがあってクリ子も母ちゃんの大好きなんです。

旅にでる朝にはパンにケーキ・・・食欲旺盛で元気だったチビだったんですが、旅に行く道中の車の中でなんだか様子がいつもと違うことに気づく母ちゃん。手を触ったら、めちゃくちゃ熱い!!あらら・・・こりゃ、大変だ!!またしても病人連れての旅が始まりました。

今回泊まった先はハルシュタットと反対の岸側にある街、Obertraun。ハルシュタットで泊まりたいホテルは全部12歳以下の子供はお断りだったので、母ちゃん達探しました。チビ連れでも大人もゆっくり楽しめるそんなお宿。

150平米もある部屋で、この階は私達だけ。部屋はリビング、書斎、キッチン、寝室が二つ、バスルーム。これを3人で使うなんて広すぎてどうしましょう・・・なんて思ってましたが、高熱でぐったりしているチビを外に連れまわす訳にも行かないので、ほぼ宿泊先で過ごすことが多かった今回の旅。この広さと家のように快適な空間に救われました。

旅の間、ご飯を外に食べにいったのは一回だけ。後は母ちゃんがここのキッチンで毎日あるもので簡単なものを作って食べたんですが、ほんとキッチンがあって助かった!!!毎回チビにはスープを作ったり、チビが大好きなパンを焼いてやったり・・・。そしてクリ子にはここのオーナーが用意してくれていたホットワインをお鍋でコトコト温めて、オーナー手作りのクリスマスクッキーと一緒に頂いたり、普通のホテルの一室では過ごせない快適な時間を過ごさせてもらいました。

チビにはちゃんとおもちゃまで用意してあって、列車はチビの心を鷲づかみ!!熱があるくせして、これでずっと遊んでました。ありがとう~オーナーさん!!!

ようやく・・・

あら、気づけば12月。それももう10日・・・。母ちゃん、時の速さについていけず、一週間前のことは何も覚えてません。12月はじめって母ちゃん何してたっけ??ついに母ちゃん、老化が始まろうとしてます。(笑)

この最近ブログの更新を怠ってたせいで、皆さんにご心配をおかけしてすみませんでした。一週間前にやっとおじいちゃんの葬儀が終わり、気持ちにもだいぶ整理がついてきました。

亡くなったのが11月半ば。それなのにお葬式はその三週間後・・・・。日本では考えられないことですが、こちらでは亡くなってからだいたい二週間後ぐらいに葬儀するのが一般的なんです。(今回は義両親の事情で三週間に延ばしてもらいました。)これが日本人の母ちゃんにはおじいちゃんが可愛そうでならなくて、早く葬ってあげたかったんです。ちゃんと土に葬ってあげないとなんかおじいちゃんが安らかに眠れないような気がして・・・。

それがやっと先週の木曜日におじいちゃんのご先祖さまと一緒のところに眠らしてあげられました。葬儀のことまですべて自分で手配していたおじいちゃん。葬儀の進行から、葬儀で使って欲しい曲、それから亡くなったことを知らせて欲しい人のリストアップ。ほぼすべておじいちゃんが自分で決めていたのですが、ここまで来るのに両家で揉め事があり、それを聞かされていた母ちゃんは正直、滞りなく終わって胸をなでおろしました。

これでおじいちゃんもそして家族も少し気持ちが落ち着きそうです。ご心配おかけしてすみませんでした。これを機会にクリスマスに向けてこれからは楽しい話でいこうと思います!!

(写真は亡くなる4ヶ月前の7月14日のチビの誕生日を一緒におじいちゃんとお祝いした時のもの。89歳、そして末期癌だとは思えないほど元気で若々しいおじいちゃんでした。)