Oper ‘ La Cenerentola’

先週末、クリ子と2人の中で芸術週間と名づけて、フォルクスオーパーにオペラ”チェネレントラ”を観に行ってきました。

ロッシーニが作曲したイタリアオペラなのですが、シンデレラを元に作ったオペラなので、話のあらすじが分かりやすく、オペラがあまり好きじゃない人でも楽しめる作品です。

今、ウィーンでも風邪やインフルエンザーが流行ってるのですが、ここでも大流行してました。チェネレントラの姉役の歌手が風邪で声が出なくキャンセル。そして代役で用意していた2番歌手も同じく風邪で声が出ない。ってなわけで口パクで舞台で演技だけし、舞台の袖で舞台に合わせて女性オペラ歌手が歌うといった前代未聞の事態。

そして男性歌手も風邪でダウン、第2番手の出番。それにもって今回振る指揮者はこれが初舞台。あらあら、どうなるんでしょうか?今日のオペラ・・・・。

主役が降板でなかったことが救いか?全体的にこの日の歌手人は声にオブラートがかかったかのように控えめな歌い方で、時にはオケに負けてしまってる場面もありましたが、舞台演出がなかなか面白かったので、十分楽しめました。

シンデレラだとガラスの靴ですが、このオペラでは腕輪に替わってるのが大きな違いですが、後はほぼ童話シンデレラと話は同じ。イタリア語のオペラなので、歌詞の意味が分かりませんが、それは舞台の上にある小さく掲示板でドイツ語訳が絶えず出るので、理解もしやすい。やっぱり話の進行が分かると舞台もより楽しめます。

前回も思ったのですが、やっぱりフォルクスオーパーのオケ、昔に比べてすごく頑張ってます。昔はやっぱり国立オペラ座のオケ(ウィーンフィル)とはかなりの力の差があるな!と思っていたのですが、この最近のフォルクスオーパーのオケはとってもいい!!それだけでも聴きに行く価値があるぐらい!

家から近いので行きやすいというのもありますが、ここは大抵ギリギリにチケットを買ってもまだ空席が残ってるので、安い席を買って、上演寸前に空席になってるいい席に移動して観れるっていうのもここの魅力。この最近はクリ子もオペラに興味を持ってきてくれたので、来月も是非、またフォルクスオーパーを訪れたいな!

バーゲンでドレスをゲット!

あまり有名ブランドに興味がないワタクシ。いや、そんなものを買うお金がないから、遠い存在なのかもしれません。なので今まで有名ブランドのお店に入ったことは一度もありません。何せ敷居も高いし、いかにも買わなさそうなお客が入っていくのもなんとなく恥ずかしいし・・・。

それが先日、始めてプラダに入ってみたんです。って言ってもアウトレットのね。久しぶりにアウトレットに行ってみたら、プラダやグッチの店が入っていて、それも冬物大バーゲンをしているではないですか!お客さんがいっぱい入っていたので、これは入りやすい!!と私達も冷やかしに入ってみました。(だって見るだけはタダだもん!!)

アウトレットに入っている商品がどんなものが入っていて、どれぐらいの価格に値段が落ちてるのかも知りたかったんですが、やっぱり結構値がしますね。もちろん定価で買うよりかなりお手軽価格にはなってるんでしょうが、やっぱり手は出しにくい!!

そんな時、クリ子がこのドレス、エレガント~!!と言って手に取ったのがこのドレス。何故かそこにポツンと一着だけドレスがかけてあって、売れ残ってる感がたっぷり。値段をみるとなんとまさかの139ユーロ!日本円にして1万4千円ぐらい。一桁間違ってるんじゃないかと見直してもやっぱり139ユーロ!こりゃ、着てみるしかないでしょ!!

ってなわけで着てみると、たしかにちょっと生地に汚れはあるもののとっても使いやすそうな一着。なんで売れ残ってるのかが不思議!!きっとヨーロッパ人にしては中途半端な丈で、シルエットもちょっとセクシーなようで、なんか保守的ってところが人気が無かったのかな??実際肩の部分は私自身も気に食わなく、自分で後で詰めたのですが、それ以外は完璧!!

まさかこんなところにパチモンが売ってるわけないし、ちゃんとタグを見てもイタリア製だし・・・クリ子がエレガント~!!と言ってるので、こりゃこの値段で買うしかない!!ってなわけでクリ子にプレゼントしてもらいました!(おいおい自分で買わんのかよ!とは突っ込まないで下さい!)

実際この前、舞踏会に着ていったのですが、さすがプラダ。胸元、そして背中はかなり開いてるのですが、そのカットの仕方がすごく綺麗でやらしくないんです。どこのカット一つとっても絶妙なシルエットでさすがプラダ。やっぱり人気があるはずです。

床に着かないぐらいのイブニング用のドレスが欲しかったので、これは重宝しそうです!!クリ子~またこんなドレス着て行ける所、連れてってね!!

バレンタインディナー

2月14日と言えば、バレンタインデー。日本じゃ女性から男性、またはお友達にチョコをプレゼンとしますが、こちらでは男性が女性に花束をプレゼントします。我が家の姫のような殿は、”僕もチョコが欲しいなぁ・・・”と言ってましたが、じゃあ私は”お花が欲しいなぁ・・・”ってなっちゃうので、今回は二人でバレンタインディナーに行って来ました。

って言っても今日は私の仕事が終わるのが遅い日だったので、一日早めに昨日二人で一緒に食べに行って来たんですけどね。消費カロリーのことは気にせず、今日は好きなだけ食べるぞ~!!って全然ロマンティックじゃない、食に走る私達ですが、何か??

この日もすごく寒かったので、まずはトマトスープ。生クリームを使ったトマトスープも好きだけど、あれだとそれだけでもうお腹がいっぱいになってしまうんですが、これはいいいエキスが入ったお出汁にトマトとニンニクが少し入ったさっぱりしたスープ。今日は色んなのが食べたいからこれぐらいが私達には丁度いい。

メカジキのカルパッチョ。ルッコラにちょっとスモークしたメカジキをスライスしたものにギュッとレモンを絞って食べる素朴だけど美味しい前菜。お好みでオリーブオイルや黒胡椒をかけて食べます。

これとこのレストランで今焼き上がったオリーブのパンを食べるとこれが美味しいのさ~。ピザ釜で焼いたパンは外側が香ばしくてパリパリ、中がモチっとしていて美味しい。これに好みでジェノベーゼソースをかけて食べるのですが、これがまた美味しい~!!

このレストランで手打ちして作っている全粒粉のパスタ・野菜ソース和え。これ、前回姉がウィーんに滞在していた時に彼女が注文してた一皿なのですが、これにパルメザンチーズをいっぱいかけて食べると美味しくって、気に入りました。見かけは大したことないんですが、これが結構病みつきになる味なんです!!

そして極めつけのピザ。もっちもちのピザ生地にルッコラと生ハムがのっかった一品。ここでこのトッピングのコンピを頼むのは始めてだったのですが、これが美味しい~!!生ハムの塩加減がちょうどよくって、たっぷりのルッコラとあっさり食べられるピザ。これもリピート確実!!

こんなに食べてまだ食べるの??と言われそうですが、この日は食べる!!と決めていたので、最後にデザートにティラミスを頼みました。今日のティラミスはいつもよりほろ苦さとお酒が効いた大人のティラミス。

ここのお料理、すべてイタリア人が作ってるので、日によっていや、気分によって具材も変われば、味付けも変わります。イタリア人らしく料理人の気まぐれな気分で作ってくれるので、毎回、今日はどんなのかな?と楽しみになるレストラン。やっぱり行き着けのレストランは居心地がよくっていい!!大満足!!クリ子ご馳走さま!!