義母と合唱

毎年、何回もお誘いが来る義母達が歌う合唱団のコンサート。毎回、丁重にお断りをしてるのですが、今回だけは何故か必ず来い!!と指令が出まして行ってまいりました。

イースターに向けて構成されたプログラムのようで、今回はハイドン作曲オラトリオのDie sieben letzten Worte unseres Erlösers am Kreuze十字架上のキリストの最後の7つの言葉)。

あの~この曲、いい曲なんだけど素人が歌うには難しいよ。ボロがそのまま出ちゃう曲でう~ん、挑戦したかった気持ちは分かるけれどちょっと無理があったように思う。

歌ってる本人達も難題で難しかった・・・と言っていたけれど、聞く方も結構ビクビクしたよ・・・。それにしてもなんでどうしてもこの演奏会に来て欲しかったんだろう?それが最後まで疑問でならなかった私・・・・。ま、義母は喜んでいたからいいとしよう・・・。

義理の両親とホイリゲ

一週間ほど前に突然、義母から電話がかかってきた。”Oyumichen~ごめん!!アナタのお誕生日忘れてた!!その週はずっと講習会でウィーンを離れてたから・・・ブツブツブツ・・・。”

“いいのよ、いいのよ。仕事してる間は仕事に集中するのが普通だもん。誕生日の日だって平日で私達もそんなちゃんとお祝いしてないんだから・・・”と言ったのですが、どうしても近いうちに一緒にお誕生日会をしたいと申し出がありまして、喜んで義理の父と母とお食事をさせて頂きました。

この日は誕生日会の前に義母のコンサートがあったので、そのコンサート会場から近いホイリゲで祝ってもらいました。毎年こうやって私の誕生日には私だけの為の時間を作ってくれる義父と母。

仲良く一緒にご飯を食べて、この時ばかりはいっぱい義父と母に甘えて、子供に戻ります。いい父と母に巡り合えた私は幸せ者です。

東日本大震災から一ヶ月

3月11日に起こった大地震から一ヶ月。日本から随分離れたところに住んでいても、日本のことが心配でならなかったこの一ヶ月。あまりの惨事に、災害が起こった初めのころは惨劇の大きさが分からずオロオロしていました。段々、状況が分かってくるにつれて、不安はどんどん大きくなり、これから復興までにどれだけの年月がかかるのだろう・・・そして解決の糸口を見つけられずにいる原発の問題。これから長期戦になっていく覚悟が必要だと分かりつつ、先の見えない不安に襲われてます。

あの大震災から1ヶ月たった東日本では大きな地震が起こり、そのニュースを聞くたびに、神様に復興に向かって気力を振り絞って動こうとしている人達の気持ちをへし折らないで!応援してあげて!と心の中で叫ばずにはいられません。

ここウィーンでも日本の復興を応援する動きが色々なところで見られます。チャリティーコンサートにしてもそうだし、お店や大型チェーン店などでは買い上げた商品の何パーセントを日本への義援金に充てている。私が本当がしたかったことは、この時期だからこそ、日本に飛んで日本のよさ、そして素晴らしさを体感したかったし、それをこっちに帰ってきてオーストリア人に伝えたかった。でもそれができない今、私はウィーンで日本を見守ることしかできない。だからせめてもチャリティーや日本復興に向けての活動に参加し、みんなと同じように日本を応援していきたい。