しぼりたて生ざけ 伏水街道

国それぞれで作られているその土地のお酒。ワインであったりビールであったり・・・。

たとえばイタリアなんかに旅行に行って飲んだワインが美味しかったからと、お土産にワインを買って帰ってきても、家で飲むと美味しさがあれ?なんだか半減・・・ってことを経験された方も多いのではないでしょうか?

その土地の気温と湿度、その場の雰囲気で飲むから最高に美味しいのだと思う。だから私は旅行に行くとその土地で作られたモノを食べ、飲むことにしている。

だけどそれでもたまに今住んでる土地にはないお酒が飲みたくなることもある。私にとって日本酒はワインと同じぐらい好きなお酒。日本から色んなお酒をウィーンに持って帰ってきては、色々と飲み比べているのだが、このしぼりたて生ざけ”伏水街道”はヨーロッパの気候に合うのか、ウィーンで飲んでも美味しい一本。

もともと香りがあるのにすっきりとした飲み心地がする冷酒が好きな私にとっては、この生酒はぴったり。魚料理に合うことはもちろん、お肉料理にもよく合う。

今回は急に日本酒が飲みたいと言い出したクリ子の為に家にあった食材で簡単に作ったつまみ料理でこのお酒を頂いた。秋がちょっとずつ近づいてきている今回はさんまの焼いたもの、それから韓国食材店で買っておいた生海藻の和え物や厚揚げなどなど、簡単なおつまみばっかりだけど、こんなもので日本酒を頂くのが私は好き!

Tullnで食べるオーストリア料理

先週末、Tulln(トゥルン)に行く用事があったので、街をちょっと探索しつつ昼食を頂いてきました。

ウィーンから車で40分ぐらいのところにあるニーダーウーストライヒ州に属する町、トゥルン。車で通りすぎることはあっても、この町で車を停めてゆっくりとこの街を観たのははじめて。

なかなかアットホームな可愛い街。生憎あまり時間がなかったので、ゆっくりとこの街をみることはできなかったけれど、この街も知ると知るほどきっと味のあるいい街だと思います。

って時間はあまりなくとも食欲だけはがっつりとあるのでせっかく田舎の方にきたのだから、オーストリア料理を久しぶりにがっつり食べたくなって地元の人で溢れかえっているレストランで昼食を頂くことにしました。まずはこのレストランで作っているという地ビール。これがすごく軽くって仕事帰りの私にとっては、もっとパンチのあるオーストリアビールが飲みたかった!!このビール、きっとアルコール度数も低いんだと思う。

そしてこの日のお店オススメのランチメニュー。まずはスープ。これもオーストリアではポピュラーなスープで、牛肉から摂ったスープにグリースノッケルというお団子が入ったスープ。このお団子が手作りの優しい味がしてとても美味しかった。

そしてクリ子はSchweinsbraten。オーストリア料理でこれまた王道をいくポピュラーな料理。豚肉を焼いたものにお団子、そして豚肉を焼いた時に出る肉汁で作ったソースがかかったガッツリタイプのパンチメニュー。

そして私は・・・というともう一つのランチメニューからKotlett gebacken mit Eierschmammerreis。要するにとんかつです。まさかこんなに大きなとんかつが出てくるとは・・・・。だけどこれがペロっといけてしまうぐらいお肉が柔らかくて美味しかった。

やっぱり田舎に来るとオーストリア料理を食べるのが正解ね!ウィーンで頂くより百倍も美味しく感じる!!いい空気と日常からの開放感、そこで食べる地元料理は最高です!

今週のパン

ちょっと変化球で今回は胡桃が入ったパン。それも今回は同じ分量なんだけど、細長くするために二斤。

これにちょこっとバターを塗って、それにクリママの庭で採ってきたブラックベリーで作ったジャムで食べるともう最高!

ちょっと疲れた時のおやつにこのコンビを食べると一瞬にして生き返る魔法。