風を求めて・・・

暑い日の逃げ場、それが木陰でゆったりと時間を過ごすこと。あのね、家の中はもう常時、30度近くになってるのよ。そんな日には火なんて使った時には、もう暑くって、暑くって・・・。だからと言って冷たいものばかり食べてちゃ、体力が持たないでしょ?!

だからそんな日は、外でお食事をさせてもらうの。って言い訳ばかり並べてみたけれど、そう、もうこの暑さで料理が作りたくなかった!平日はどんなことがあっても家で料理を作らなくてはいけないので、土曜日の仕事が終わった後ぐらい、ちょっと一週間のご褒美に外でゆっくりとさせてもらいました。

ってこんなことを毎週してては家計費が持たないのでやってはいけないけれど、毎日の日常とこの暑さから逃避することもたまには必要。

う~ん、やっぱり夏の木陰でそよ風に吹かれながら食べるお料理はもうそれだけで美味しい!

暑い!

この一週間ほどウィーンは晴天に恵まれ、夏らしい天気が続いている。毎日少しずつ上がっていく気温。気温が30度あってもそよ風が吹く為、日陰にいると快適。

だけどこれは昨日までの話。今日は風もやんでしまい、毎日の夏日で、気温がマックスにまで上がってしまった。夕方6時半の街の電光掲示板に、ただいまの気温、36度と出ていた時には頭がクラッっときた。もう夕方でっせ?!それでなんでまだこの気温なん??と突っ込みを入れたほど。

ご存知の通り、ウィーンにはほとんどクーラーというものが存在しません。その上、石造りの家が一日中、太陽を浴びるとどんな風になっていくか?ご想像がつくと思いますが、石が熱を吸収してしまうので、炎天下の日が続くと、どんなに窓を開けようが何しようが、建物自体が熱くなってるので、どうしようもないんです。

その上、ウィーンの夏の日の出は5時半、日の入りは夜の9時半・・・こんなもんで夜も寝苦しいわけです。毎晩、暑くて目が何度も覚め、朝は5時過ぎにはもう寝苦しくて、寝ていられなくなってしまうのです。って私はそれでも意地で寝続けるのですが・・・・。

とにもかくにもウィーンは今とても暑いです!!シャワーに入ろうが冷たいもので体を冷やそうが、それでも体がまだ火照っているこの現状。このままじゃまた今日も寝付けないだろうなぁ・・。ってクリ子さん、朝の5時過ぎから仕事をばっちりするのはやめてください。なんだかその時間に寝ている私が、だらしのない人に見えてくるので・・・・、なんとなく負い目を感じながら寝るのは朝から気分がよくないです!!って私はわがまま?!

Melkerhof

ウィーンからちょっと行ったところにワイン畑が広がる所がある。ウィーンから車でおよそ30分ちょいってこともあって、シーズンになるとウィーンから沢山の人が訪れる町、それがGumpoldskirchen 。この町だけじゃなくって、ここら一帯は、ワインの街として知る人ぞ知るところだ。

この町自体は、とっても小さくて、メインストリート?と言われるホイリゲ街を外れれば、閑静な住宅街。それ以外はワイン畑というようなこじんまりした町で、なんとも言えない温かさがこの町にはある。

そんな町の中心部、教会の近くにあるホイリゲ兼、レストラン”Melkerhof“で今回、パーティーがあったので出席させてもらった。

パーティーってこともあってビュッフェ形式だったけれど、ビュッフェ形式だからこそ分かる、料理のレベルってものがあるけれど、ここのはビュッフェでかなりしっかりとした味覚のものを出していたから、味はかなりイケるじゃないかな。

アスパラガスのスープなんかはアスパラの素材がとても活かされた、他で頂くことができないぐらい美味しいものだった。

ただ今回はパーティーということもあってワインも決められたワインからしか選ぶことができず残念だったが、ここはワインの町、今度個人的にここを訪れた時はここの美味しいワインを頂きたい!

この町は、是非春、ないしは夏に訪れたいところ。また近いうちにお天気のいい日を選んでクリ子と二人で再訪てみたい!