散歩の後はレストランで・・・

ワイン畑を見て歩いて、いい空気を吸った後は、お腹も空いてきたので、お昼を食べに行こう~!!

今回、私達がお世話になったレストランはこちら。家族経営のお店でとてもアットホームなレストラン。

週末のご褒美。折角だから、昼のコースメニューを頂くことに。だけどその前にまずはシャンパンで乾杯。

まずはレストランからのお心遣いで、シャンパンのあてになるちょっとしたパンと、あとはパテを。このパテとっても美味しかったんだけど、最後の最後まで何で作られているのか、想像できなかった味。

今回私達が頂いたのが魚料理のコース。まず前菜、マスの燻製のムース仕立て。これがとっても美味しかった。ほのかな燻製の香りが病みつきになる一品。これとバッハウでできたキリっとした白ワインがとても合う。

メイン料理が川魚とほうれん草のニョッキのパプリカのクリーム仕立てソース。これ、魚と意識して食べないとささみか身が引き締まった鶏肉かと思うぐらい、身がひきしまって弾力のある魚だった。(残念ながら魚の名前は覚えていず・・・かなり珍しい魚のには間違いなし!)

もうこの時点で二人ともお腹いっぱいなのだが、最後のデザート。もうお腹に入らないかと思っていたけれど、これが甘いもの嫌いの私でもぺロリと頂けたぐらい美味しかったケーキ。ナッツとラム酒、コーヒーに少しつけてあるスポンジに杏のリキュールと、チョコのソースがかかっているもの。

どれもとっても美味しく、満足いくコースメニュー。ご馳走さまでした。

Weißenkirchenを歩こう!

イタリア旅行はちょいとお休みして、今日は久しぶりにお天気がよかったので、クリ子とバッハウ渓谷の方へワイン畑を見に行ってきた。

毎年、この時期になると必ずと言っていいほど訪ねる、この地域。ドナウ川の両側に広がるワイン畑と山々の紅葉がなんとも言えない美しさ。これに惚れて毎年来るのだが、なんど見ても飽きない。

今回はちょいとゆっくりとWeißenkirchenを偵察してみることにした。いつも車でちょいとドライブがてら来ることはあっても、ゆっくりと半日かけてこの街を歩いて回ったのは初めて。

昔ながらの家は大抵、ワイン農家のお宅。今が一番、忙しい時期でワイン用のぶどうを一つ、一つ摘み取り、搾り出し、ワインへ・・・・どこのワイン農家の前にも摘み取った葡萄を積んだ荷台が止まっている。今から絞り出し作業に入るのだろう・・・

今年は10月になっても暖かい日が続いたのでワイン畑はまだ色づいてはいなかったが、来週、再来週にはこれがワインの種類によって黄色、オレンジ、赤へと色んな色に変化していく。

こんな小道をあがっていくとこの先にもワイン農家兼、レストランがあり、ここで作られたワインとおいしいお食事が頂ける。

おや、こんなところにワインのビンが・・・。ってことはここでもワインを頂けるのね!そうだよね、折角ワインの名産地に来たんだから試飲しようよ~クリ子~!!

ってな訳で、次はお食事編へ・・・・

青い洞窟

母がクリ子に青い洞窟に入ったら、シャッターチャンスは一回しかないからね。狭い洞窟を一周グリって回ってくれるだけだから、狙って写真撮ってね!なんて言っていたのだが、その前にカメラがほぼ沈没してしまい、さてはて・・・・

カプリ島を一時間半ほどかけて回ったところで、青い洞窟の入り江に出てくる。洞窟の入り口はたった高さ1メートルあるかないか。なので、この入り江みたいなところで大きなボートから小さな手ごきボートへ移動。って言っても海の上での乗り換えだから、大きなボートに小さなボートを近寄せて、バランスを取りながら小さなボートに乗り移るのだが。

なんて原始的な乗り換え方なんだ・・・まさか、こんな風にして乗り換えるとは思っていなかたったので、ビックリ。でもなんでこんなにいっぱいの船がここで待ってるの??

え?!もしかしてみんなこれ洞窟の入場待ち?この後、船は炎天下の中、小一時間ほど海の上で順番がくるのを待ちました。(この前日までは荒波だった為、1週間以上も青い洞窟への入場が許されなかったから、この日はすごい人だったのかな??)

本当にめちゃくちゃ狭い入り口はほぼ、体を寝かしながら入ってもそれでも壁にぶつかりそうだ。だけど、それをクィっと入ってしまうと、そこには自然の神秘だとしか言いようのない風景が広がる。下から照らしだされたような青さ。

ずっと見ていなくても、一瞬でもこの透き通ったブルーを見ると、それだけで脳裏にくっきりと焼きつく。これは地盤沈下で海面の下に沈んでしまった洞窟の開口部からこの透き通った水を通して、太陽光線が入る為で、その光が水深14メートルほどしかない底に反射して下から照らされたような光を照らしているのだ。

運がよかったことに、私達の船長さんは、ゆっくりと船を洞窟の内部すみずみまで回ってくれるそんな優しいおじさんだったので、他の船に比べてゆっくりとじっくりと洞窟の中を見ることができた。

それでも数分の出来事だが、この鮮やかに放ったブルーの色は、きっとどんなことがあっても一生、脳裏に焼きついているだろう。それぐらいハっとさされる神秘がそこにはあった。