月: 2007年3月

今日は最高に何故か気分がいい。こんな気分って久しぶりかも？朝から久しぶりにフリーだったワタクシ。久しぶりにゆっくりと時間をかけてピアノの練習をし、昼過ぎからお友達と約束があったので出かけてきた。こちらで活躍されている日本人の建築家を紹介してくださるとのことだった。いつもその方のことは話に聞いていた。だけどバリバリにこっちでご活躍されている方でそれも私より２０歳も年上の方だけにいつも遠い存在の方だった。それが会ってみるとドッコイ。すごい気さくな素敵な女性でお話していてすごく楽しかったし刺激になった。ほんとにできる方は肩に力が入っていなくてなんか自然体なんだよなぁ・・・なんて思いながら久しぶりにウッキウッキで家に帰ってきた。

晩はクリ子と二人で久しぶりにデートをした。週末だ～という開放感からかどこかに食べに行きたくなった。お散歩がてらホイリゲにワインでも飲みに行こうよ。お天気がいいから気持ちがいいよ～なんて出かけたのだがもちろん、着いたころには真っ暗。お散歩より食事！！さぁ～お気に入りのホイリゲに行こう！！

ここのホイリゲのワインはいつ頂いてもおいしい。ここはこのホイリゲを経営されているご家族が作ってられるワインを出してくれて、そのワイン達はオーストリアで何度も賞を貰っているぐらいこの国でも認められたワイン屋さんなのだ。まずは２００５年産の白ワイン。口当たりがよくってそれでいて口の中にワインのアロマが広がる。

まずワインで今週もお疲れ様！ってな感じで乾杯をし、お食事へと移る。このホイリゲのいいところは食事も充実していておいしいことだ。これらが私たちが今日頼んだ料理。

まずはクリ子が食べたかったローストビーフ！３年ほど前にクサクサと３人で行ったホイリゲで食べたローストビーフが忘れられないらしく、クリ子はあれ以来、ホイリゲに行ってはローストビーフを探している。だけどローストビーフなんておいているお店は少なく、実に３年ぶりに出会ったものだった。これがヒット。レアーでそして塩辛くなくってお肉のいい味がした。よかったね、クリ子～捜し求めた甲斐があったね。

他はロールキャベツにニラと羊のチーズが入ったパイ、それとトマト、キュウリとゴボウのサラダだ。ホイリゲによくあるこのゴボウサラダ。日本のゴボウに比べてすごく柔らかく、色も白くて、あまり味がしない。どちらかというとゴボウというよりホワイトアスパラを食べている気分だ。だけどこれがこっちでいうゴボウなのだ。

そしてやっぱりホイリゲにきたら何故かパン。あまり家でパンを食べない私。だけどホイリゲに行ったら何故か食べちゃうのよねぇ・・だって焼きたてでフレッシュでおいしいんだもん。

あ～満足、満足。今日は幸せだ～。だって家に帰ってしなくちゃいけないことがないんだもん。クリ子～折角だから（何を持って折角なのかわからないが・・)赤ワインも飲んでみていい？？

結論、いつものことながらオーストリアではやっぱり赤より白の方が美味しいという結果にまたたどり着いた。

ってなわけでその後、またお口直しに白ワインを飲みいい気分で家に帰ってきたのでした。ほんと今日は一日中起きていてこの気分を味わっていたいわぁ～ってぐらいいい気分の一日でした。神様いい一日をありがとう！！

おまけ・・・このホイリゲ私のお勧めです。ワインのお好きな方、是非是非このホイリゲにお連れしたい！ワインのお好きな方、ウィーンに是非遊びに来てください。お待ちしております。

今日はつい最近ウィーンで出会った新しいお友達とランチをしてきた。３ヶ月ぶりぐらいだろうか？外でお友達とお食事するなんて・・・久しぶりの日本人とのお食事。やっぱりこういう時は滅多に行かないアジア料理屋さんだよね。オーストリア人をダンナに持つ私達。魚に飢えていたかのように、魚料理を食べまくる。そして日本語で喋りまくる。私達はまだ出会って今日が二回目なのに、昔からお友達かのように色んな話をして盛り上がった。

アッと気づけばもうそのお店に３時間近くもいる。そろそろ出ようか～。この最近日本語でこんなにゆっくりと話をすることがなかったので私自身すごくリフレッシュできた。そして帰りの電車でドイツ語漬けでうんざりしていた毎日なのに、耳に入ってくるドイツ語がすごく新鮮で久しぶりに聞くかのようだった。たまにドイツ語を聞き入れたくなくなることがある私の耳。だけど今日は自然と街ゆく人のドイツ語が耳に入ってきてそれを聞こうとしている自分がいた。やっぱり心にゆとりがなかったらドイツ語も耳に入ってこないのねぇ・・・なんて考えていたらフと自分がいつも住んでるウィーンが私の全然知らない初めての地で、見るもの聞こえてくるものがすべてが新鮮で興味深いもののように見えてきた。

たまに一瞬私はウィーンに今いるのか日本にいるのかわからないような錯覚に陥ることがある。ある時ボケーとバスに乗りながら考え事をしているとタバコ屋さんでタバコを買っているオーストリア人のお客さんが目に入ってきた。あ～ここ、日本なのに、ウィーンにありそうなタバコ屋さんにまたオーストリアにいそうなお客さんが入ってはるわぁ・・なんかすごい偶然やなぁ～なんて思っていると、フと気がつく。あ、ここはオーストリアだったんだ。この景色が普通なんだ。それまで日本の考え事してたわけじゃないのになんで頭が日本設定になっちゃったんだろう・・・そんな時は我に帰るまでに結構な時間がかかる。でも最近こういう錯覚によく陥るのだ。私なんか疲れてるんかなぁ～それとも日本が恋しいんかなぁ・・・・なんなんだろう？？

いつも昼過ぎに一度家に帰ってくるんだけどそれがもう腹ペコで帰る道中、昼に何を食べるかだけを考えながら家路につく。

道中、色んな誘惑から”いっらっしゃ～い”っとお誘いがかかる。もう作るのめんどくさいしピザでも持って帰ろうか？それともケバプにしようか？それともお肉屋さんで揚げたカツでも買って帰ろうか？

あ～お腹がすいた～。あ～あ～言っているところに最近ではもっとすごい強敵が現れた。最寄の駅に屋台が出始めたのだ。そこから匂ってくるソーセージの香り。ある時はランゴシュといってハンガリーからきた揚げた平べったいパン生地みたいなアツアツのおせんべいにたっぷりの生ニンニクを塗ってもらったのを食べている人たち。信号を待ってる間、ニンニクのいい匂いがしてきてたまらない。

あ～これは強敵だぁ～。電車降りたらそこにあるんだもん。この誘惑に打ち勝つまでかなり自分との葛藤である。他にもこのように手作りジャムなども売っている。

おばあちゃんはイースター用のお菓子やあと飾りになりそうなクッキーを世間話をお客さんとしながら嬉しそうに売っている。

こんな調子で家に帰ってくると頭から発信する腹ペコだ～信号についついいっぱいの昼ご飯を作ってしまう。パスタなどは大皿に一回には盛れないほどの量だ。だから哀しいことに太るのだぁ・・・この昼ご飯戦争はもうしばらく続きそうだ。

おまけ・・・先週末、クリ子のご両親とミュージカルのコンサートで出会った。クリママ”あなたもうちょっと太りなさい！細すぎます！！アジアン料理もいいけれどパワーのつくオーストリア料理も食べなさい！！私、Oyumichenにオーストリア料理教えなくちゃいけないわぁ・・・”って言っていた。いやいやクリ子は毎日ランチにオーストリア料理のあのぼってりした料理を食べているはずだ。だけど太れないんだよ～！！ってな訳で次の日、クリ子にパワーのつきそうなドテドテ料理をこれと言わんばかりに作った。ニンジン、ズッキーニ、タマネギ、赤ピーマンをトマトで煮込んだソースの上に鶏の足、丸ままオーブンで焼いたもの、それに春キャベツのカレー風味、卵にパンに・・・これでもかぁ～ってくらい作ったけれど、結構ペロって食べてくれた。やっぱりクリ子には肉料理なのかなぁ・・・と悩む最近。だって私お肉料理ばっかり食べてると私は太るんだもん。ここは一つ別料理？いや～それは・・・・・