永久ビザ取得へ奮闘

ウィーンに住み始めておよそ10年。クリ子と結婚してもうすぐ6年。でも外国人である私は結婚してもそう簡単にここにずっと住めるわけじゃないんです。

この最近は2年に一度の滞在ビザ更新でしたが、それまでは毎年ビザの更新をしてました。本当ならもう5年ビザっていうのが出てもいいはずなのですが、前回の申請の時に法律が変わったかなんかで5年が下りず、2年ビザ。そして今回やっと5年ビザ申請ができるようになったのですが、これが大変。

申請するお役所や地域によっても違うし、担当者によっても違うのですが、用意してこい!というリストに載っている書類だけじゃご不満のようで、この書類だけじゃ駄目だわ!なんて言ってはイチャモンをつけられ、結局私達はビザ更新をしにお役所に行った日から5日連続でビザ更新の為に色んなところに駈けずり回されました。

出生証明書や婚姻書、旅券や住民票などはもちろんのこと、夫の給料明細書や保険なんかの証明も必要なんですが、これ以外に家を買った時の契約書なんかも必要なんです。それらを全部揃えて持っていったら、う~ん、今回は永久ビザが欲しいのなら、これに加えてEU規定のドイツ語認定書が必要と言われ、そうだと思ったからこちらで出た大学の国家試験の時の合格証明書とかも用意していったのに、これじゃ駄目。ウィーン市で決められた指定の場所でドイツ語の試験を受けてくるか、そこで証明書を作ってもらってください・・・と言われて、今度はそれを作ってもらうのにまた一問答ありましてね。クリ子がインターネットに載ってるものすべて用意して、後は証明書を書いてもらうだけという状態で行ったのですが、これもなかなか書いてもらえず。理不尽なことがどうしても許せないクリ子は、すべてそちらが指定したものを用意して足を運んでいるのに何故、書類を書こうとしないのか!とこちらも引き下がらず、結局2日続けてそこに通い、やっとこさクリ子の思う通りの書類が書いてもらえ・・・・・。

そしたら今度は写真がEU規定の旅券用写真にこれは反すると今度は言われましてね。いやいや・・・私これ、昨日わざわざパスポート用写真を取りにお店に行ったんですけど・・と言ったのに、目が離れすぎてるらしい。確かにこの写真、自分でもお店でもらった時に納得いかなかったのですが、わざわざお金と時間を割いてパス用の写真を取りに行ったのに、これも再度取り直して持ってこい!!ですって。あの~この写真に関してはお役所の言い分も分かりますが、某有名電気屋のカメラマンよ~お金返してくれ~!!

そして最後は家を買った時に組んだローンや借金がないか?という書類を持って来いというんです。お役所でご夫婦お二人にローンや借金はありませんか?なんて聞かれたのでありません!!と答えるとじゃあ、それを自分で書類作成して持ってきてください!!と言うんですが、自分で書類作成するんだったら、ウソ申請もできるんじゃないの?何のためにこの書類がいるの?!って突っ込みたくなりましたが、ここは我慢。おとなしく書類を作成して、お役所に持っていくことにします。

今度こそは申請許可がおりますように・・・。(でも書類が全部揃ってないのにも関わらず、お役所はビザ申請用にちゃっかりお金だけは前払い金として100ユーロ請求してくるところがなんとも言えません)2年ほど前から厳しくなった永久ビザの更新。永久ビザが出たからってずっとビザを更新しなくて良い訳じゃなくって、5年に一回更新にまたお役所に行って、書類とお金を払うんですがね・・・。これ、こっちに住む限りはずっとお付き合いしていかなくてはいけない厄介な手続きです・・・。

久しぶりにケバプ

先日、久しぶりにケバプが食べたくなってお持ち帰りしました。私がウィーンに来た当初は、ケバプの具の量にびっくりしてこんなの最後まで食べられるかな??なんて思っていましたが、年月と共にコストが昔よりかかるようになったのか、具の量もだいぶ減っちゃいました。

今ではどこで食べてもこのサイズ。私が頼むのはいつも鶏のケバプ。あっさりしていて食べやすくレタスやトマト、ヨーグルトソースとの相性も抜群。

今回はこの定番ケバプに追加で羊のチーズも挟んでもらいました。羊のチーズが入ることで、濃厚になってますます美味しい。腹持ちもよくなるしね・・・・。

たまに食べたくなるケバプ。トルコ料理ってやっぱり魅力が沢山。いつかトルコ料理専門店に食べに行ってみたいものです。

母の日

父の日は日本とオーストリアでは日にちが違うのですが、母の日は万国共通?なようでオーストリアも今日が母の日。

Z家は毎年、お母さんが自分で皆に召集をかけるか、お父さんが子供達を招集します。毎年4世代に渡っての母の日。今年は寂しいもので義両親とゲアダ夫婦、そして私達、義弟カップルだけでした。

でもみんなそれぞれお母さんにプレゼントを用意していてお花や手作りケーキなどお母さんに対する感謝の気持ちは同じ。私達は毎年、お気に入りの花屋さんでブーケを作ってもらっていたのですが、今年はユリのいい鉢植えが売っていたのでそれをプレゼントしたら、かなり喜んでくれました。

ゴールデンウィーク中に日本に一人で遊びに行っていた義弟の彼女アンジーの刺激的な話に話は尽きることなく、面白い体験談からグルメの話まで日本がえらく恋しく感じた日でした。

今年も日本に飛ぶことができない我が家。いつか日本の家族と母の日を一緒に過ごす日が来たらいいな・・・・。