秋の一休み

ちょっと疲れが貯まって心身ともにパンパンだったので、この週末を使って2泊3日の旅に出かけてきました。

この週末はちょうど紅葉も見ごろで、期間としては短い旅でしたが澄んだ空気に紅葉した山々を見て、心も体もリフレッシュできました。

行った先はDachstein(ダフシュタイン)のふもとの村。観光シーズンではないので、レストランや宿泊施設も閉まってるところが多かったですが、その分、静かでゆったりとしていて、自然を楽しむ為にやってきた者にとっては最適。

お天気に恵まれ、散歩やハイキングをするにはもってこい!のこの3日間。山の上の湖を目指してハイキングをしたり、草原を散歩したり・・・田舎料理を満喫したり、また近いうちに旅に出かけたくなるぐらいゆったりしたいい旅でした。

旅のお話はまた明日からゆっくりと書かせて頂きますので、宜しくお願いします。

ささやかな至福の時間

建国記念日で今日は祝日だったオーストリア。それなのに朝から仕事へ。別に仕事はいいんですがね、朝起きた時に外が真っ暗なのが気持ちを憂鬱にさせます。でもそれも今週末には冬時間に時計がリセットされるので、朝起きるのもそんなに苦にならなくなるかも?!

すっかり秋が定着してしまったこの最近のウィーン。毎日、外はどんより。朝晩は霧がかかり、なんとも寒々しいです。日中の気温も10度上がるか上がらないかってとこなんで、これからは冷え対策が必要になってきます。でもこの時期、私には好きな匂いがあります。

それは朝や晩に部屋の窓を開けると暖炉や煙突の匂いがしてくること。街の中心街ではそういう匂いはなかなか感じられませんが、ちょっと郊外近くまで行くと、煙突から火が炊かれてる匂いがしてくるんです。その匂いを嗅ぐとなんだかホッとする自分がここにいます。

ウィーンにはいっぱい今の時代をいく先端のものがありますが、そんな中で朝、仕事へ、学校へと行こうと急いでいるものを阻むもの、ウィーンの伝統の馬車がご出勤で優雅に車道を走り、時には気まぐれて糞をしてくれることも・・・。だけどみんなそれにイライラすることもなく、じっと馬車の後ろをゆっくりと走る車やバス。煙突の匂いであったり馬車に行く手を阻まれてもみんなゆったりとしてるところ、私はそういうウィーンの街が好きです。

仕事帰りに、霧のかかった道を歩きながら、煙突の匂いと落ち葉を見ながら歩いてると、腑とマローニ(栗)が食べたくなってくる。帰りの道中で焼き栗を買って、それを食べながらゆっくりと教会の鐘の音を聞きながら帰ってくる。私にとっては一人の至福の時間です。

クリ子、お疲れ様!

今日でやっとメッセが終わったクリ子。怒涛のようなこの生活から開放されたのか、やっと顔がほころんでます。

毎日、朝日が昇る前に現場に行き、準備をしていたクリ子達。朝日を昇るのと、彼らがメッセの準備を完了できるのとかけっこ。

どちらが勝ったのかは分かりませんが、メッセは反響もよく手ごたえもあったようです。毎年、この時期になると世界各国からお客さんを招き、メッセを開くこの会社。プロダクトマネージャーを何個か掛け持ちしてるクリ子は、この時期大忙し。なので私まで振り回されます。

だけどこの時期がすぎれば、後はクリスマス・・・。それにしても毎年のことだけど英語で200人ぐらい相手にプレゼンをするなんて私には絶対駄目。人前でマイクを持って話すだけでも駄目なのに、その上英語ですか?!こういう時だけクリ子がすごく偉大な人に見える?!

ま、兎にも角にもお疲れ様でした。お疲れ様の気持ちを込めて、今日は仕事の後にクリ子の実家から頂いたリンゴでタルトタタンを作りました。適当に全部目分量で作った割にはとってもおいしくできて大満足!なにせアバウトな性格な為、たまにケーキの失敗作みたいなのができることがあるもんで、今日は期待以上にいい出来でとっても嬉しい!!クリ子~今日はゆっくりと寝られるね!よかったね!!