遂にキッチン完成!

家が売れた日の金曜日、もう一つ喜ばしいことがありました。そうです!待ちに待ったキッチンが遂に完成したのです!!!

かれこれキッチンをオーダーしてから3ヶ月、長い道のりでした。

今回、私達が買った家にはキッチンがついていず、自分達で好きなようにつけてください!というものでした。(オーストリアではこの形式が多い。皆、キッチンは自分達の好みでつけたいので、キッチンスペースは空っぽの状態で売り出している物件が結構多い)そして私達の家に設けられていたキッチンスペースは10㎡の部屋。さぁ~ここにどんなキッチンをつけるかね?!

色々とキッチンの展示場なんかを見て回ったのですが、PCでキッチンの図面を書くところが多く、なんとなくそれが見かけだけ立派で使い勝手が悪そうだったり、デザインがもう一つだったり・・・そして出会ったのがウィーンの街中にある小さなキッチンスタジオ。そこにはほとんど展示場はなかったものの、一から方眼紙に図面を私達の希望に沿ってひいてくれて、ちゃんと的確なアドバイスをしてくれたのです。ここなら大丈夫だと思い、キッチンはここに任せることに・・・。(写真は図面をコピーしたもの)

まず私達がこだわったのが、キッチン台は自然石にすること。大理石は水や熱に弱いのでキッチンには向いていないということだったので、自然石を使うことに。これとっても便利。掃除も楽だし、後熱い鍋をそのまま置いても大丈夫。この上でパンを捏ねたりするのにも最適。今回の家は玄関を一歩入るとキッチンが見えるオープンな設計になっていたので、玄関から見えるスペースは格好よくしたかった。なので玄関からみた目線の中心にキッチンの換気口と壁が見えるようにしたかった。中途半端に調理台と棚が見えるのは私がイヤで、これに合わせてガス栓と水周りの位置をわがままを言って変えてもらいました。

壁一面、自然石にしてもよかったんだけど、それだと重くなりすぎるので、玄関フロアーから見える壁だけ自然石を入れてもらい、それ以外はこれまた掃除がしやすいガラスを。

ガスコンロに終始こだわっていた私。IHのコンロじゃ中華なべ使えないし、何より電磁波問題が気になりました。学会などでIHコンロの人間の体に与える電磁波の影響というものは立証もされてないし、今後も結論はでないとされています。だけど私はできることなら何でも安全と言われる道の方を進みたいので、ガスコンロにこだわったのですが、ここにはガスが通ってなかった。キッチンは初めからIHを想定して作られていた為、この部屋にガスは通ってなく、ガスを通してくるには、出来上がったばかりの壁を2部屋壊して、そこにガス管を通す作業をしなくてはいけない。それにはまたお金が何十万とかかるし、そこまでしてガスコンロにする必要性があるのかが問われました。IHだって体に害がないから売られているはずだし・・・。そんなこと言えば、床暖房だってそうだし、いろんな生活の中に電磁波というものは流れている。床暖房なんて直接体に接しているから床暖房の電磁波の体に与える影響の方が・・・・なんて考えるとキリがなくなってきました。なので今回は折れました。しぶしぶIHコンロに。そしてご存知の通り、その横にはグリル調理器。

コンロ、グリル調理器、換気扇、電子レンジ、オーブンと冷蔵庫はすべてSiemens(シーメンス)のものに。電子レンジとオーブンは使い勝手がよいように腰の位置ぐらいの高さにつけてもらいました。これ、とっても便利。今までの家はガスコンロの下についていたので、いちいち屈まなくてはいけなかったけれど、これだと自分の目線の高さのところにある為、見やすいし、取り出しやすい。それに掃除もしやすい。

食器洗い機はMiele(ミーレ)のものに。今まで使っていたのもここのだったのもあり、使い勝手が分かっているので、今回もここのに。でも今回は60cmの大きさにしました。この大きさ、使いやすい。ワイングラス立てもついてるし、なが~いグラスも楽々入るし、収納しやすい。そして何より一番よかったのが、食器が洗い終わったら自動的に食器洗い機の扉が開く機能のを選んだことで、夜中に食器洗い機をかけても、朝起きた時には自動的に扉が開いた状態になってるので、食器がちゃんと乾いていてくれていること。

調理台はお野菜を切る場所、水切ったものを置く場所、洋食用の大皿が何枚も置けるスペースがそれぞれ欲しかったので、自分の動く動線に合わせて、調理台のスペースを決めました。

この石選びが大変だった~。冒険をした石を私が選んだ為、出来上がるまでどうなるかわからない状態で、一か八かでやったのですが、結果はこれでよかったと思ってます。

まだまだ色々とありますが、えらい長くなってしまったので今日はこのぐらいで・・・。長いことお付き合いありがとうございました。