ハルシュタットのクリスマス市は三日間だけしか催されない。ほんとにこじんまりした、これが目玉ってものもない、地元で開催されている小さなクリスマス市なのだが、私達は何故かここのクリスマス市がホッとできる場所なのだ。
前にここのクリスマス市に来たのは、まだ結婚する前だったからかれこれ4.5年前のことかな?その頃、たまたま気分転換に訪れたハルシュタットでやってたのが、このクリスマス市。
なんとなく温かくて、手作り感と地元の人達が団結して開催されている心というものがこのクリスマス市に表現されていて、なんだかウィーンの忙しさを忘れさせてくれる。
ここで前と同じように、薪で炊かれたホットワインや、手作りスープ、お肉からこだわったソーセージをさむ~い夜空の中食べるのがまた美味しいのさ。
家の中で食べても大したことないものが、こうやってお祭り雰囲気の中で外で食べるのは最高においしい。
本来のプランではこの後ちゃんとレストランに食べにいくつもりが、温かいスープとソーセージに魅せられ、これが晩御飯となってしまった私達。デザートにリンゴの揚げた天ぷらを食べて結局、ホットワインを一人4杯ずつ飲み、最後の〆にここで作られているもみの木の樹脂の部分からできたリキュールで今日を乾杯してクイっと飲んで今日はおしまい!
静かな街で何もすることがない私達は、冷えた体をお風呂で温め、夜の8時半にはいびきをかいて眠りについていた。私達はもう、じいちゃんとばあちゃんか?!