皆さん、このモルゲンガーベってのをご存知だろうか?この風習はオーストリアにしかないのかな?それともヨーロッパにもその風習はあるのかな?私にはわからないがこのモルゲンガーベとは結婚した次の日の朝に、新郎から新婦に贈るプレゼントのことだ。
大抵、プレゼントはアクセサリーなどの宝石類が多い。オーストリアでもこの習慣を知ってる人はそんなにいないし、実際にこれを実行している夫婦もそんなにはいない。クリ子自体、結婚式の資金は私のウエディングドレスを以外、すべて彼が払ってくれたので(シェーンブルン宮殿での挙式場代、アガーペ(みんなで祝杯をあげて祝う会)の会場代からシャンパンやちょっとした食べ物代、それからグロリエッテで行われた披露宴の会場、お食事代など諸々、すべて)彼はもちろん、結婚貧乏の一人だった。だからもちろん挙式後にプレゼントを用意するには無理があった。だけどそれでも彼は私に”モルゲンガーベは結婚一周年の日にプレゼントするね!”と約束をしてくれた。
だけど実際は忙しかったり、欲しい宝石が見つからなかったりお金が他のことに必要だったりで結局、今日までクリ子から頂くことはできなかった。だけど今回は違った。日本に行ったその日からOyumiche~n,モルゲンガーベ何がいい?今日デーパートか宝石屋さん行く?と毎日のように聞いてくれた。クリスマスプレゼントとモルゲンガーベを込めて何かプレゼントしてくれるらしい。
こんな機会はない!彼の気が変る前にプレゼントしてもらおう・・と日本滞在最終日に東京の宝石屋さんで私がこよなく愛するパールのピアスをプレゼントしてもらった。本当は涙の滴の形をしたパールが欲しかったのだが日本にはそんなものは人気ではなかった為、ちょっと思っていたものとは違うが真珠とダイヤのコンビでできたお上品なピアスをプレゼントしてもらった。
クリ子ありがとう・・これ私達が結婚した一つの証なんだもんね。ず~と、ず~と大事に遣わさせてもらいます。 そしていい妻でいれるよう頑張ります・・・