こうもり

ウィーンの夏はがら~ん。路上駐車が多いウィーン、いつもなら車を停めるとこがどこにもないのに、この時期どこでもすぃ~と停められる。そして電車の中もが~らがら。ってことは人もマバラ・・・ってことはお店も閉まってるところが多い。ってことはイベントや音楽会もこの時期、ウィーンではほとんどやっていない。

って何が言いたいかって?ウィーンに居残り組みにとってはこの時期のウィーンは退屈なわけさ!折角いっぱい時間のある今、どこかに行きたい!演奏会に行きたい!って思ってパンフレットやネットで調べてみても、何も目ぼしいものがない!

・・・・・あ、いや、ありました!

Theater an der Wienでこうもりが上演されてるではないですか!それも今が旬なオペラ歌手がいっぱい配役に選ばれてるではないですか!そして配役を見ていくと、あれ?知ってる名前が・・・こりゃ、是非とも見たいと思い今回、この演目を見てきました。

この劇場、実は私は来るのは初めて。クリ子は昔よくミュージカルなんかを見に来ていたらしいが、私はオペラや音楽会と考えた時に響きの問題が気になって敢えてここには足を運ばなかった。

だけど今回はオペレッタってこともあってか、響きもそんなに気にならなかった。何を求めるかにもよるけれど、演出が最初から最後まで飽きることなく、楽しませてもらった。

歌い手のレベルも整っており、(夏のこの時期のオペラなどは二番手の歌手などが歌い、ちょっと質が落ちることが多い)このプログラム、かなり満足がいくものだった。

家に帰ってからも二人でこのオペレッタに出てきた曲を二人で鼻歌ではもってみたりして、まだ余韻に浸りたい気分!

ウィーンの夏、何か演奏会に行きたいと思われる方、まだ8月もやってるみたいなので、行かれてみてはいかがですか?

野外コンサート( in Grafenegg )

ここGrafeneggでは夏になると週末だけ野外演奏会が催される。お城の敷地内に3.4年前に野外コンサートホールが作られ、2007年以来、毎年夏になると色んな演奏家がここで演奏会を開いている。(演奏会、プログラムの詳細はこちら

珍しいのが、開演前の一時間ほど前に、野外ホールからちょっと行ったところにあるこちらで、今日の演奏会の曲目や作曲家の話があるらしく、興味がある人はここで30分ほどの講義をうけることができる。(私達はあまり興味がなかったので、今回は遠慮させて頂きました)

そしてその後は、開演までの時間を、お城の庭を眺めながら、ちょっとアラカルトとこの地域はワインの産地でも有名なので、ワインを頂きながら、みんな開演までの時間は楽しむのはさすがヨーロッパ。どこにでもワインやシャンパンが用意してある。

さぁ~そろそろ開演の時間です。皆さん、会場の方へ~。

肝心の演奏はというと、う~ん、ここでのコメントは控えさせて頂きます。ただ一つだけいうとしたら、もうちょっと躍動感と面白みがあってもよかったかな?後ホールの構造のせいか、風向きなのか、音がちょっとばらついて聞こえてきたのが気になったかな?

演奏会が終わるような頃には日もすっかり沈み、外は暗かった。多分、ここの野外演奏会に来ることはないと思うけれど、今度はお城の中を見にここを訪れたい!

私の中の神様

 

For You

私の神様はとても大きくて強い。

私は神様のことをとても大切にしているし、神様もきっと私のことをすごく大切にしてくれてるって信じてる。

神様はね、すごく大きいから、地球をいつも両手で抱えているの。

神様が泣いた時はみんなに雨を降らすし、神様が笑った時はお日様がさすんだよ。

神様がご飯を食べるときは、地球を机の上において、ご飯を食べながら地球を眺めて、見守ってるんだよ。

ヨーゼフは神様の子供で、彼は色んなことすでにいっぱ~いのことを体験してるんだよ。

でもヨーゼフは私や他の人が生まれてきたのを引き換えに亡くなった。

彼のお母さんはすごく悲しくて毎日泣いていたの。そしたら神様が”アナタは泣く必要なんてないんだよ。だって彼はみんなの幸せの為に亡くなったんだから・・・”

もし元気がないのなら、ピアノを弾いてごらん。そうすると自然と元気が出てくるから・・・・。

By Sofie

これを書いたのは私の生徒である8歳の女の子。先週のレッスンの時に、”Oyumichenはカトリック?それとも他の宗教??”って聞かれたので、私はカトリックでも仏教でもない。私には私の中に住んでいる神様を信じてるいるんだよ!と答えた。そうすると、ソフィーは私の中にも神様が住んでいるんだよ。私の神様は大きくてねぇ・・・なんて語り始めたので、じゃあ、今度それを紙に書いてきて見せて。と言った。

そしてこれが今日彼女が書いてきた、彼女の神様の物語。

今まで、ソフィーには手を焼いてきて、もう我慢の限界がきたこともあったけれど、やっとこの最近、ピアノを弾くことが楽しくなってきたようで、一ヶ月前ほどに、Oyumichen、今まで根気強く教えてくれてありがとう~。あんなに嫌いでピアノを習うことに意味なんてないと思ってたけど、この最近、ピアノを弾くことが楽しくなってきた!ピアノを習うってことに意味があったんだね~ありがとう~!!と抱きついてきた。

そして今日、彼女からこれを貰った。2年間、彼女とは色んなことがあったけれど、我慢強く教えてきてよかったよ。彼女とはほんとゆっくりのペースだけど、彼女の感受性を大切にしながらピアノを通して、色んなことをお互い学んでいけたらなという気持ちにさせてくれた。ソフィーありがとうね!