For You
私の神様はとても大きくて強い。
私は神様のことをとても大切にしているし、神様もきっと私のことをすごく大切にしてくれてるって信じてる。
神様はね、すごく大きいから、地球をいつも両手で抱えているの。
神様が泣いた時はみんなに雨を降らすし、神様が笑った時はお日様がさすんだよ。
神様がご飯を食べるときは、地球を机の上において、ご飯を食べながら地球を眺めて、見守ってるんだよ。
ヨーゼフは神様の子供で、彼は色んなことすでにいっぱ~いのことを体験してるんだよ。
でもヨーゼフは私や他の人が生まれてきたのを引き換えに亡くなった。
彼のお母さんはすごく悲しくて毎日泣いていたの。そしたら神様が”アナタは泣く必要なんてないんだよ。だって彼はみんなの幸せの為に亡くなったんだから・・・”
もし元気がないのなら、ピアノを弾いてごらん。そうすると自然と元気が出てくるから・・・・。
By Sofie
これを書いたのは私の生徒である8歳の女の子。先週のレッスンの時に、”Oyumichenはカトリック?それとも他の宗教??”って聞かれたので、私はカトリックでも仏教でもない。私には私の中に住んでいる神様を信じてるいるんだよ!と答えた。そうすると、ソフィーは私の中にも神様が住んでいるんだよ。私の神様は大きくてねぇ・・・なんて語り始めたので、じゃあ、今度それを紙に書いてきて見せて。と言った。
そしてこれが今日彼女が書いてきた、彼女の神様の物語。
今まで、ソフィーには手を焼いてきて、もう我慢の限界がきたこともあったけれど、やっとこの最近、ピアノを弾くことが楽しくなってきたようで、一ヶ月前ほどに、Oyumichen、今まで根気強く教えてくれてありがとう~。あんなに嫌いでピアノを習うことに意味なんてないと思ってたけど、この最近、ピアノを弾くことが楽しくなってきた!ピアノを習うってことに意味があったんだね~ありがとう~!!と抱きついてきた。
そして今日、彼女からこれを貰った。2年間、彼女とは色んなことがあったけれど、我慢強く教えてきてよかったよ。彼女とはほんとゆっくりのペースだけど、彼女の感受性を大切にしながらピアノを通して、色んなことをお互い学んでいけたらなという気持ちにさせてくれた。ソフィーありがとうね!
「神様が泣いた時はみんなに雨を降らすし、神様が笑った時はお日様がさす」
今まで、そんな風に思ったことがなかったから、とても新鮮でした。
ソフィーの中で何かがあったんでしょうね?
2年間じっくり真剣に向き合って育んできたものが実った瞬間かも知れませんね?
そういうのって何もの者にも代えがたいですよね?
まさに教師冥利に尽きるというんでしょうか。
こういうことがあるから続けられるって思うんですよね、きっと。
yurara..さん
私は地球を手で抱いているというドイツ語の表現が新鮮でした。
私の中では、地球の中に神様が住んでられると思っていたのに、彼女のように地球よりもっともっと広い、大きなところに神様っておられるんだぁ~って。そしてそれも素敵だな!って感心してしまいました。
そうなんです。どんなに多難な道のりでも、ちゃんと向き合って心を込めてやってきたものは、こうやっていつかちゃんと実るんだ!って私に教えることへの勇気を教えてくれました。
Yurara..さんも教えることをしてられた方だから、そこらへんの気持ちは良く分かってくださるのではないでしょうか。