夏時間に突入

どんなことがあっても時間は進んでいるようで、今日からサマータイムになりました。いよいよ春の到来・・・といきたいところですが、ここウィーンはそう簡単には春の風を吹かせてはくれません。

これから一ヶ月間、春と冬が交互にきて、もう限界・・・って頃にやっと本格的な春がやってきます。それでも日に日に少しずつ春らしくなっているウィーン。朝起きた時、爽やかな空を見ると一日頑張ろう!って気になります。

また歳を重ねました

私ごとではございますが、先日また一歳、歳を重ねました。日本が今このような状況にあることと、誕生日当日が平日だったこともあり、この日はクリ子と二人でささやかにお祝いをさせて頂きました。

沢山の方からお祝いの温かいお言葉を頂き、なんだか気が沈みやすい心に”ぽっ”と温かい灯火が灯ったように温かい気持ちになりました。出かけ先で思いかげない方から私も一緒にお祝いをさせて!とこんな優しい色の花束をサプライズで用意してくださっていたり、ポストカードが届いたり、そしてこちらに住み始めて10年。初めて日本の家族からお誕生日の日にみんなで電話をしてきてくれたこと。とても嬉しかったです。こんな時だからこそ、人の温かみや優しさが心に響きます。”ありがとう~!!”

皆さんから優しく温かい気持ちをいっぱい頂いた分、私はこの一年自分にできることを精一杯頑張ってやっていこうと思います。

Badenの街並み

昨日、あんな記事を書いたもののどんな記事を、そして写真を載せればいいのかまだわからないでいます。でも地震が起こってから色々な心の変化がありました。最初の数日は主人と私の捉え方に隔たりがあり、オーストリア人から見た今回の震災、日本人からみた今回の震災・・・当たり前と言えばそうなのですが、これが外国人と結婚したということか・・・と彼の言い分も理解できるが為に悩みました。でも日が経つごとに彼自身の考えが少しずつ変わってき、今では日本の復興、そして未来へ彼は夢を持っています。ニュースを聞く度に一進一退する状態に沈む私の心を救おうと、彼は一生懸命でいてくれます。彼の支えがなくては、このブログもこうやって書いてはいないでしょう・・・。

彼が私に”元気にな~れ!笑え!!”という願いを込めて週末、気分転換に色んなところに連れて行ってくれました。彼の思いを無駄にしない為にも、私は笑い、彼との生活を大切にしていきたいと思っています。そしてその記録をこのブログで伝えさせて頂ければと思っています。彼はいつも言います。”笑え!!”と。”笑うことはみんなを幸せにするし、力を与えると!”

って前置きがくどくなってしまいましたが、昨日、クリ子が連れていってくれたBadenの街並みを載せて頂きますね。私達がバーテンに来るのは5年ぶり。前は温泉保養地ということもあり、ちょくちょく温泉に入りにきてたのですが、今は新しくできた違う温泉に行くようになり、Badenからは足が遠のいていました。

昔、Badenは皇帝や皇族の保養地ってこともあった為、ここは皇族と縁深い街で、その面影が今でも残っています。

街自体の歴史も古く、ちょっとした小道や家の作りがとっても品があって素敵です。煌びやかというより、どちらかというとこじんまりした中に優しさがあります。ここはベートーヴェンが交響曲9番のほとんどを書いたといわれる家。

この街にはカジノがあり、クリ子も昔何度かここで賭けをしたらしい。

そしてカジノの後ろにはこの温泉保養地用の公園が広がっています。この公園が段差や遠近法が使ってあってかなり素敵。何故写真に収めなかったのかは不明。

小さな街で、2時間もあれば全部街並みを見れてしまうようなところですが、なんだかホッとさせてくれて、人を穏やかにさせてくれます。もし皆さんも機会があれば、ウィーンからも近いので是非足を延ばしてみてください。